NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成23年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅰ 問1
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア+×CBA
- イ×+ABC
- ウABC×+
- エCBA+×
解き方のヒントを見る
演算の関係を整理する視点
式を読むときは、記号の役割とまとまり方に注目し、各処理がどの順で解釈されるかを落ち着いて確認します。見た目の印象だけで判断せず、全体の構造を段階的に捉えることが大切です。
この問題で問われていること
この問題では、式の各部分がどのような単位で結び付いているかを確認することに集中しましょう。記号同士の関係を整理し、解釈の順序に一貫性があるかを点検してください。
視点
表記を読む際は、個々の記号だけでなく、式全体のまとまりと処理の優先関係を区別して捉えます。途中の解釈を省略せず、構造を図式化するつもりで確認すると整理しやすくなります。
確認ポイント
- 式を構成する記号やまとまりの役割を区別できているか
- 隣り合う処理の関係を、同じ基準で順序付けられているか
- 途中の解釈を飛ばさず、全体の構造に矛盾がないか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
逆ポーランド記法では、演算子を二つのオペランドの後ろに置きます。AとBを使った加算ではなく、まずBとCの乗算を行い、その結果とAを加算する順序を表す必要があります。
理由
式A+B×Cでは、乗算の優先順位が加算より高いため、先にB×Cを計算し、その結果へAを加えます。逆ポーランド記法では、BとCの後ろに乗算記号を置き、最後にAとその結果の後ろへ加算記号を置きます。
比較
したがって、オペランドをA、B、Cの順に読み、乗算、加算の順に演算子を並べます。演算子を先頭に置く表現は前置記法の形であり、演算子を後ろに置いていても計算対象の組合せが変わるものは、元の式の演算構造を表していません。
選択肢ア
これは不正解だよ。+×CBAは演算子がオペランドより前に置かれており、逆ポーランド記法の「演算子を対象の後ろに置く」という形式に該当しません。前置記法として解釈できるかどうかとは別に、問われている表記法の条件を満たしていないため不適切です。
選択肢イ
これは不正解だよ。×+ABCは、乗算記号と加算記号がオペランドA、B、Cより前に置かれています。これは演算子を後置する逆ポーランド記法の並びではなく、式の計算順序を後置記法として表現したものになっていないため、選べません。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。ABC×+では、まずBとCの後ろに×を置いてB×Cを表し、その計算結果とAの後ろに+を置いてA+(B×C)を表します。元の式の乗算優先順位と、逆ポーランド記法の後置形式の両方を満たしています。
選択肢エ
これは不正解だよ。CBA+×は演算子を後ろに置く点だけを見ると後置形式ですが、最初にC、B、Aを並べ、AとBを加算した結果へCを乗算する構造になります。元の式で先に計算するB×Cとは対象の組合せが異なるため不適切です。
学習のポイント
中置表記の演算順序を、後置された演算子の順番へ正しく変換する方法を学びます。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ 問1(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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