NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ

平成22年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅰ 問1

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

後置表記法(逆ポーランド表記法)では、例えば、式Y=(A-B)×CをYAB-C×=と表現する。次の式を後置表記法で表現したものはどれか。 Y=(A+B)×(C-(D÷E))
後置表記法の式Y=(A+B)×(C-(D÷E))と,ア〜エの4つの後置表記の選択肢。
後置表記法の式Y=(A+B)×(C-(D÷E))と,ア〜エの4つの後置表記の選択肢。

選択肢

  1. ア
    YAB+C-DE÷×=
  2. イ
    YAB+CDE÷-×=
  3. ウ
    YAB+EDC÷-×=
  4. エ
    YBA+CD-E÷×=
解き方のヒントを見る

処理順序を対応づけて考える視点

各要素をどの順序で扱うかに注目し、表面的な並びだけで判断せず、途中の処理が次の処理へどうつながるかを整理して、全体の流れに無理がないかを確かめる視点を保ちましょう。

この問題で問われていること

確認する観点を、要素同士のつながりと処理の順序の対応関係に一つだけ絞り、各段階で何が先に扱われ、何が後に影響するかを自分の言葉で丁寧に追ってみる問いにしましょう。

視点

個々の記号や値を暗記で判断するのではなく、入力された要素がどの段階で扱われ、次の判断にどのような関係を持つかという流れを、図や短いメモで整理してみましょう。全体の対応も見直します。

確認ポイント

  • 要素を扱う順序と、その順序が全体の流れに与える関係を確認する。
  • 各段階で何を見ているかを、同じ観点で追えているか確認する。
  • 途中の整理結果が、次の段階の判断と自然につながるか確認する。
正解と解説を見る

正解

イ

解説

後置表記法では、演算子を二つの被演算子の後ろに置き、括弧で示された内側の演算から順に表します。まずA+Bを表し、次にD÷Eを表してから、Cとの差を作り、最後に二つの結果を乗算してYへの代入を示します。

理由

式の右辺は、左側のA+Bと、右側のC-(D÷E)という二つの部分に分かれます。後者では、まずD÷Eを完成させ、その結果とCを使って減算します。その後、左右の結果を乗算し、最後にYへの代入記号を置きます。したがって後置表記はYAB+CDE÷-×=となります。

比較

後置表記では、演算子の位置だけでなく、括弧による計算のまとまりも保つ必要があります。C-(D÷E)は、C、D、E、÷、-の順でなければならず、(C-D)÷EやC-(D÷C)のように変形してはいけません。

選択肢ア

これは不正解だよ。YAB+C-DE÷×=では、Cと減算記号が先に置かれ、その後でD÷Eを処理する並びになっています。そのため、C-(D÷E)という括弧のまとまりを表せず、右側の式の演算順序が元の式と一致しません。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。AB+でA+Bを表し、DE÷でD÷Eを先に計算します。続くCDE÷-がC-(D÷E)を表し、最後の×で左右二つの結果を乗算します。末尾の=まで含め、Y=(A+B)×(C-(D÷E))の構造を保っています。

選択肢ウ

これは不正解だよ。YAB+EDC÷-×=では、右側の被演算子の並びが元の式と異なります。D÷Eを作るための順序になっておらず、C-(D÷E)ではなく別の値の組合せを計算する形になるため、元の括弧内の式を正しく表せません。

選択肢エ

これは不正解だよ。YBA+CD-E÷×=では、まずBA+と並び、さらにCD-の結果をEで割る形になります。特に右側はC-(D÷E)ではなく(C-D)÷Eとなるため、括弧の位置と演算の優先順が元の式から変わっています。

学習のポイント

括弧の内側から処理し、各演算子を被演算子の直後へ移す手順を身に付ける。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ 問1(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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