DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
令和7年度秋期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問19
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア200
- イ250
- ウ450
- エ700
解き方のヒントを見る
条件が適用される範囲を確かめる
要員変更や引継ぎを扱う際は、与えられた条件がどの範囲に適用されるかに注目しましょう。条件の対象を曖昧にしたまま考えを進めず、その条件が述べている範囲と、自分が想定している範囲を照らし合わせることが大切です。
この問題で問われていること
検討の焦点は、各条件の適用範囲を根拠に沿って捉えられているかです。ある条件を別の範囲にも当てはめていないかを意識し、明示された内容と自分で補った想定を区別して、条件の読み取りを確かめましょう。
視点
条件を整理するときは、その条件が何に対して述べられているかを確認します。適用範囲が根拠から読み取れる部分と、推測で広げた部分を区別すると、解釈の飛躍に気付きやすくなります。
確認ポイント
- 条件が何を対象としているか確認したか
- 条件の適用範囲を根拠なく広げていないか
- 自分が想定した範囲は、示された条件に沿っているか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
正解はウの450万円です。引継ぎと離任で失う開発工数を補うには5人の増員が必要です。増員者の人件費1、250万円から、離任者分の人件費減少800万円を差し引きます。
失う開発工数と必要な増員人数
引継ぎ中は元のメンバー4人も開発作業をしないため、当初の計画に対して4人×0.5か月=2人月の開発工数を失います。さらに、8~9月の離任によって4人×2か月=8人月を失います。補うべき工数は2人月+8人月=10人月です。増員者も引継ぎ中は開発できないので、開発に参加できる8~9月の2か月で補います。生産性は等しいため、必要な増員人数は10人月÷2か月=5人です。
当初の計画と比較した人件費の増加
増員者5人の人件費は、引継ぎ期間も含めて5人×2.5か月×100万円/人月=1、250万円です。一方、離任する4人の8~9月分は、当初の計画より4人×2か月×100万円/人月=800万円減少します。したがって、人件費の増加額は1、250万円-800万円=450万円です。元のメンバー4人の引継ぎ中の人件費は当初の計画にも含まれているため、増加額として別に加算しません。
選択肢ア
これは不正解だよ。200万円は、元のメンバー4人の引継ぎ期間中の人件費(4人×0.5か月×100万円/人月)と一致します。この費用は当初の計画にも含まれており、そのまま増加額にはなりません。増員者の費用と離任による費用減少を反映すると、増加額は450万円です。
選択肢イ
これは不正解だよ。250万円は、増員者5人の引継ぎ期間0.5か月分の人件費(5人×0.5か月×100万円/人月)と一致します。ただし、増員者は引継ぎ後も開発に参加します。8~9月の増員者の人件費から離任者分の減少を差し引いた200万円も加わるので、増加額は450万円です。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。引継ぎで失う開発工数は4人×0.5か月=2人月、離任で失う工数は4人×2か月=8人月です。合計10人月を8~9月の2か月で補うため、増員者は5人必要です。増員費用5人×2.5か月×100万円/人月から、離任者分4人×2か月×100万円/人月を差し引くと450万円になります。
選択肢エ
これは不正解だよ。700万円の増加となるには、離任者分の800万円の減少を考慮すると、増員費用が1,500万円必要です。しかし、必要な増員者は5人で、費用は5人×2.5か月×100万円/人月=1,250万円です。条件から得られる増加額450万円とは250万円の差があります。
学習のポイント
必要な増員人数は開発工数から求め、人件費の増加額は当初の計画との差額として計算しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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