DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
令和2年度10月 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問6
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア将来必要と想定されるページを主記憶にロードしておくので,実際に必要となったときの補助記憶へのアクセスによる遅れを減少できる。
- イ将来必要と想定されるページを主記憶にロードしておくので,ページフォールトが多く発生し,OS のオーバヘッドが増加する。
- ウプログラムがアクセスするページだけをその都度主記憶にロードするので,主記憶への不必要なページのロードを避けることができる。
- エプログラムがアクセスするページだけをその都度主記憶にロードするので,将来必要となるページの予想が不要である。
解き方のヒントを見る
ページ読み込み方式を見分ける視点
ページ読み込み方式を比べるときは、名称や印象だけで決めず、各説明が示す条件・処理の順序・発生するタイミングを同じ観点で整理し、用語と説明の対応を落ち着いて確認しましょう。
この問題で問われていること
各選択肢を読むときは、方式そのものを記憶から当てはめるのではなく、どの条件で処理が始まり、何を基準に説明しているかという一点に絞って、記述の時間関係を確認してください。
視点
ページ読み込み方式を整理するときは、各説明に書かれた処理の開始条件とタイミングに注目し、同じ基準で記述を読み比べると考えを整理しやすくなります。
確認ポイント
- 処理が始まる条件を説明中から確認する。
- 記述された処理の順序やタイミングを確認する。
- 同じ観点で各説明を読み比べているか確認する。
正解と解説を見る
正解
ア
解説
プリページングは、将来必要になると予測したページをあらかじめ主記憶へロードする方式です。実際のアクセス時に補助記憶へアクセスする回数や遅延を抑えられる一方、予測が外れると不要なロードが発生します。
理由
正答はアです。プリページングでは、プログラムが将来アクセスすると予測されるページを、実際のアクセスに先立って主記憶へロードします。そのため、アクセス時にページフォールトが起きて補助記憶から読み込む遅れを減らせます。
比較
デマンドページングは、プログラムがアクセスしてページフォールトが発生した時点で必要なページをロードします。プリページングは先読みを行う点が異なり、予測が外れた場合には不要なページをロードする可能性があります。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。プリページングは、将来必要になると予測したページを、実際にアクセスされる前に主記憶へロードする方式です。そのため、必要になった時点で補助記憶へアクセスして読み込む遅延を減らせます。主記憶に十分な余裕があるという条件にも適合します。
選択肢イ
これは不正解だよ。将来必要と想定されるページを事前に主記憶へロードするという前半はプリページングの説明ですが、その目的はページフォールトを増やすことではありません。適切な先読みができれば、実アクセス時のページフォールトや補助記憶アクセスによる遅延を抑えられます。
選択肢ウ
これは不正解だよ。アクセスするページだけを、その都度主記憶へロードするのはデマンドページングの特徴です。プリページングでは、実際のアクセス前に将来必要と予測したページもロードするため、この選択肢は方式の説明が異なります。
選択肢エ
これは不正解だよ。プログラムがアクセスするページだけをその都度ロードする方式はデマンドページングです。プリページングでは将来必要となるページを予測して先にロードするため、将来のアクセス予測が不要だという説明は適切ではありません。
学習のポイント
プリページングとデマンドページングのロード契機と遅延の違いを理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和2年度10月 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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