DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ

平成31年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問29

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

発生した故障について,発生要因ごとの件数の記録を基に,故障発生件数で上位を占める主な要因を明確に表現するのに適している図法はどれか。

選択肢

  1. ア
    特性要因図
  2. イ
    パレート図
  3. ウ
    マトリックス図
  4. エ
    連関図
解き方のヒントを見る

主要因を整理する視点

データを図にまとめるときは、個々の値を眺めるだけでなく、原因のまとまり方と全体への影響を同じ基準で比べ、どの観点を優先して読むかを意識しましょう。また、対象期間や集計単位がそろっているかも先に確認します。

この問題で問われていること

この問題では、図の名称や見た目を暗記するより、故障要因を比較するときに何を軸として整理し、全体の傾向から重要な要因を判断するかという読み取りの手順に注目してください。数字の大小だけで結論を急がないことも大切です。

視点

要因別データを読む際は、比較する対象・期間・単位をそろえたうえで、個別の差と全体に占める影響の両方を確認し、どの要因が優先的に検討されるべきかを整理します。

確認ポイント

  • 比較する対象と集計条件がそろっているか確認する
  • 個々の値だけでなく全体との関係を確認する
  • 重要度を判断する基準が一貫しているか確認する
正解と解説を見る

正解

イ

解説

発生要因ごとの件数を基に、故障件数の上位を占める主な要因を明確に示すには、件数の多い順に要因を並べて比較できるパレート図が適しています。

理由

パレート図は、項目を件数の多い順に並べた棒グラフと累積比率を示す折れ線グラフを組み合わせた図です。故障要因別の件数を整理すると、上位を占める主要因を把握しやすくなります。

比較

特性要因図は結果に至る要因を体系的に整理する図、マトリックス図は複数の要素間の関係を示す図、連関図は複雑な因果関係を整理する図です。件数順位の把握を主目的とする設問には、パレート図が合います。

選択肢ア

これは不正解だよ。特性要因図は、発生した結果に対して、原因になり得る要因を大分類・中分類・小分類などに整理し、因果関係を検討するための図です。要因ごとの故障件数を多い順に並べ、上位要因を明確に示す目的には適していません。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。パレート図は、項目を件数の多い順に並べた棒グラフと、累積比率を示す折れ線グラフを組み合わせた図です。発生要因ごとの故障件数を比較し、件数で上位を占める主な要因を明確に表現できます。

選択肢ウ

これは不正解だよ。マトリックス図は、二つ以上の分類項目を行と列に配置し、それぞれの要素間にどのような関係があるかを整理する図です。発生要因別の件数順位や、上位要因の割合を示すことが主目的ではありません。

選択肢エ

これは不正解だよ。連関図は、複雑に絡み合った問題について、要因同士の因果関係や影響のつながりを整理する図です。故障発生要因の件数を比較して、多い要因を順位付きで明確に示す用途には適していません。

学習のポイント

QC七つ道具に含まれる各図法の目的と使い分けを覚えましょう。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成31年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問29(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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