DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成27年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問24
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アオブジェクト指向設計を支援する様々な手法を統一して標準化したものであり,クラス図などのモデル図によってシステムの分析や設計を行うための技法である。
- イ概念データモデルを,エンティティ,リレーションシップで表現することによって,データ構造やデータ項目間の関係を明らかにするための技法である。
- ウ各業務と情報システムを,ビジネス,データ,アプリケーション,テクノロジの四つの体系で分析し,全体最適化の観点から見直すための技法である。
- エ企業のビジネスプロセスを,データフロー,プロセス,ファイル,データ源泉/データ吸収の四つの基本要素で抽象化して表現するための技法である。
解き方のヒントを見る
構造と役割の関係を整理する視点
設問を読むときは、個別の用語の印象だけで判断せず、対象が何を整理し、誰の意思決定を支え、どの範囲の関係を扱うものかという観点に絞って、選択肢の説明と照らし合わせてください。
この問題で問われていること
今回の確認では、用語の細かな定義を暗記するよりも、説明されている対象の役割と、他の要素との関係をどの粒度で捉えているかに注目し、文章全体の整合性を一貫して確かめましょう。
視点
概念を単独で覚えるのではなく、対象・目的・関係者・扱う範囲のつながりを整理し、説明がどの観点に基づいているかを読み取りましょう。
確認ポイント
- 説明の対象と目的が対応しているか確認する
- 関係する要素の範囲と粒度を整理する
- 用語の印象ではなく文章全体の整合性を見る
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
エンタープライズアーキテクチャは、企業の業務と情報システムを全体的に整理し、ビジネス、データ、アプリケーション、テクノロジの四つの体系から全体最適化を図るための考え方です。
理由
EAは、企業全体の業務と情報システムを対象に、ビジネス、データ、アプリケーション、テクノロジの四つの体系で整理し、全体最適化の観点から見直すための手法です。
比較
アはオブジェクト指向設計やクラス図を扱う手法、イはエンティティとリレーションシップでデータ構造を表す手法、エはデータフローなどで業務プロセスを表す手法であり、EAの説明ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。オブジェクト指向設計の手法を統一・標準化し、クラス図などで分析や設計を行う説明は、UMLなどのモデリング手法に関するものである。企業全体の業務と情報システムを四つの体系で整理するEAとは対象と目的が異なる。
選択肢イ
これは不正解だよ。概念データモデルをエンティティとリレーションシップで表し、データ構造や項目間の関係を明らかにする説明は、ERモデルやER図に関するものである。データ領域に焦点を当てた説明であり、EA全体を説明していない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。EAは、各業務と情報システムをビジネス、データ、アプリケーション、テクノロジの四つの体系で分析し、企業全体を対象に全体最適化の観点から見直すための手法である。設問の定義と一致する。
選択肢エ
これは不正解だよ。企業のビジネスプロセスをデータフロー、プロセス、ファイル、データ源泉/データ吸収で抽象化する説明は、業務処理やデータの流れを表す手法に関するものである。EAの四つの体系による全体最適化とは異なる。
学習のポイント
EAの四つの体系と全体最適化という目的を結び付けて覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問24(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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