DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成26年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問29
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア業務遂行に必要な機能と利益責任を,製品別,顧客別又は地域別にもつことによって,自己完結的な経営活動が展開できる組織である。
- イ構成員が,自己の専門とする職能部門と特定の事業を遂行する部門の両方に所属する組織である。
- ウ購買・生産・販売・財務などの仕事の特性によって,部門を編成した組織である。
- エ特定の問題を解決するために各部門から専門家を集めて編成し,期間と目標を定めて活動する一時的かつ柔軟な組織である。
解き方のヒントを見る
組織構造を比較する視点整理
各選択肢を読むときは、名称や印象で判断せず、組織内の役割分担と指揮命令の関係がどのように表現されているかを同じ基準で見比べ、説明の軸をそろえて整理しましょう。そのうえで、記述が示す範囲を確認します。
この問題で問われていること
この問題では、各記述を個別の用語として覚えているかではなく、組織の区分と責任の置かれ方を読み取り、同じ観点で比較できているかに焦点を置いて確認しましょう。表面的な言い回しに引きずられないことが大切です。
視点
組織を捉える際は、まず誰がどの業務領域を担い、どこで判断や調整が行われるのかを分けて読みます。その後、各記述が示す関係を同じ粒度で照合し、表現の違いと内容の違いを混同しないようにします。
確認ポイント
- 役割分担の説明範囲を確認する
- 判断や調整の関係を整理する
- 各記述を同じ基準で比較する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
職能部門別組織は、組織の仕事を購買、生産、販売、財務などの職能や業務の種類に分け、それぞれの専門部門を編成する形態です。したがって、仕事の特性による部門編成を述べたウが該当します。
理由
職能部門別組織は、購買・生産・販売・財務のように、組織内で担当する仕事の種類や専門機能を基準として部門を編成します。選択肢ウはこの特徴を直接説明しています。
比較
アは製品別・顧客別・地域別に利益責任をもつ事業部制組織、イは職能部門と事業部門の双方に所属するマトリックス組織、エは特定課題のための一時的なプロジェクト組織を説明しています。
選択肢ア
これは不正解だよ。業務遂行に必要な機能と利益責任を製品別、顧客別、地域別にもたせ、自己完結的に活動するという説明は、仕事の種類で部門を分ける職能部門別組織ではなく、事業単位ごとに編成する組織の特徴です。
選択肢イ
これは不正解だよ。構成員が専門とする職能部門と、特定の事業を遂行する部門の両方に所属するという説明は、複数の部門系統を組み合わせる組織形態を示しています。単一の職能を基準に編成する説明ではありません。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。購買・生産・販売・財務など、担当する仕事の特性や専門機能を基準として部門を編成する組織が職能部門別組織です。選択肢はその編成基準を直接示しており、設問の説明に一致します。
選択肢エ
これは不正解だよ。各部門から専門家を集め、特定の問題について期間と目標を定めて活動する一時的で柔軟な組織は、プロジェクト組織の説明です。恒常的に職能ごとへ編成する組織とは性質が異なります。
学習のポイント
組織形態は、部門を分ける基準の違いで整理すると判別しやすくなります。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問29(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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