DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成22年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問18
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アプロジェクト完成時のコストに対してステークホルダが及ぼす影響の度合いは,プロジェクトの終盤が最も高い。
- イプロジェクトの開始時は不確実性の度合いが最も高いので,プロジェクト目標が達成できないリスクが最も大きい。
- ウプロジェクト要員の必要人数は,プロジェクトの開始時点が最も多い。
- エ変更やエラー訂正にかかるコストは,プロジェクトの初期段階が最も高い。
解き方のヒントを見る
共通特性を整理するための視点
プロジェクトの段階を個別に暗記するのではなく、全体の流れを捉えたうえで、各段階に共通して現れる考え方や変化の見方を整理しましょう。
この問題で問われていること
各段階を比べるとき、名称や順番だけに頼らず、成果へ向かう管理上の関係性が一貫しているかという一点に注目して検討してください。
視点
プロジェクトの進行を一連の構造として眺め、段階が変わっても共通する管理上の観点と、状況に応じて変化する部分を切り分けて考えます。
確認ポイント
- 段階をまたいで共通する管理上の観点は何か
- 前後の段階とのつながりをどのように捉えられるか
- 個別の名称ではなく全体構造から説明できるか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
多くのプロジェクトでは、開始時は情報や計画が十分に確定しておらず不確実性が高い。そのため、目標を達成できないリスクも開始時に大きく、進行に伴って知識や計画が具体化すると低下する。
理由
プロジェクト開始時は、要求、作業内容、必要な資源などが十分に確定していないため、不確実性が最も高い。したがって、プロジェクト目標を達成できないリスクも開始時に最も大きくなる。
比較
一般に、ステークホルダの影響力は初期段階ほど大きく、要員数は実行段階で増えやすい。また、変更やエラー訂正のコストは成果物や依存関係が増える後半ほど高くなる。
選択肢ア
これは不正解だよ。ステークホルダがプロジェクトの内容や方針へ及ぼす影響は、完成直前よりも、要求や計画を決める初期段階の方が大きい。終盤では変更の余地が小さくなり、影響度は一般に低下する。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。プロジェクトの開始時は、要求や作業内容などの情報が十分に確定していないため、不確実性の度合いが最も高い。その結果、プロジェクト目標を達成できないリスクも開始時に最も大きくなる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。プロジェクト要員の必要人数は、作業を実行する段階で増加し、終盤の収束や終結に向けて減少するのが一般的である。開始時点が常に最も多いとはいえない。
選択肢エ
これは不正解だよ。変更やエラー訂正のコストは、初期段階では比較的小さい。プロジェクトが進み、成果物や関連作業が積み重なるほど、変更の影響範囲が広がるため、後半の方がコストは高くなる。
学習のポイント
プロジェクトの段階ごとの不確実性とリスクの変化を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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