DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成22年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問16
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アアクティビティ図
- イコミュニケーション図
- ウシーケンス図
- エユースケース図
解き方のヒントを見る
相互作用表現を見分ける視点
相互作用を表す方法を考えるときは、名称や見た目だけで判断せず、何を中心に情報を整理し、読み手にどの関係を理解させようとしているかを確認しましょう。さらに、設問の説明と表現の役割を落ち着いて対応させます。
この問題で問われていること
この問題では、各表現が相互作用をどのような単位で整理しようとしているかに注目し、設問が説明する中心対象と表現の役割が合っているかを一つの軸で読み取ります。細部を広げすぎず、目的との対応を確認します。
視点
表現方法を区別するときは、細かな記号を暗記する前に、相互作用の情報を何を中心にまとめる表現なのかを考え、その役割を設問の説明と対応させます。
確認ポイント
- 設問が中心に置いている情報のまとまりを確認する
- 説明文が示す表現の目的を短く言い換えて整理する
- 中心となるまとまりと表現の役割の対応を確認する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
UML 2.0では、オブジェクト間で交わされるメッセージを時間の経過に沿って表現する図を選びます。相互作用の順序を視覚的に追える点が判断の決め手です。
理由
時間の経過に注目してオブジェクト間のメッセージ送受信や処理の順序を記述するのは、シーケンス図です。縦方向に時間が進み、各オブジェクト間の相互作用を順番に確認できます。
比較
コミュニケーション図も相互作用を扱いますが、オブジェクト間のリンクやメッセージの関係を重視します。アクティビティ図は処理の流れ、ユースケース図は利用者とシステムの機能関係を表します。
選択肢ア
これは不正解だよ。アクティビティ図は、業務や処理の流れ、アクション間の制御、分岐、並行などを表す図です。オブジェクト間の相互作用を、時間順のメッセージ交換として記述する主目的とは異なるため、設問には該当しません。
選択肢イ
これは不正解だよ。コミュニケーション図もオブジェクト間の相互作用を扱いますが、オブジェクト同士のリンクやメッセージの関係を重視します。時間的な順序を番号などで示せても、時間の経過を中心に記述する図ではありません。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。シーケンス図は、複数のオブジェクトを並べ、時間の経過に沿ったメッセージの送受信や処理の順序を表します。したがって、オブジェクト間の相互作用を時間軸に注目して記述するという設問に一致します。
選択肢エ
これは不正解だよ。ユースケース図は、利用者などのアクターとシステムが提供する機能との関係を表す図です。利用者の目的や機能範囲を整理するためのものであり、オブジェクト間の相互作用を時間の経過に沿って記述する図ではありません。
学習のポイント
図ごとの主目的を、時間順序・構造・処理の流れ・利用者の目的で区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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