DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成22年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問10
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア暗号化
- イ標本化
- ウ符号化
- エ量子化
解き方のヒントを見る
段階の役割を切り分ける視点
処理の各段階を一続きの操作として捉えず、入力の状態がどの段階でどのように扱われるかを順に整理し、用語の役割と適用される対象を区別して確認しましょう。そのうえで、前後関係に無理がないかを見直します。
この問題で問われていること
処理段階の順序と、それぞれが対象とする情報の性質に注目してください。各段階を説明する語が、入力・途中の表現・出力のどれに関係するかを問題文の流れに沿って確認しましょう。
視点
個々の用語を暗記だけで判断せず、処理全体を段階に分けて、各段階の目的、対象、前後のつながりを対応づけます。選択肢を見るときは、説明がどの段階について述べているかを読み取り、同じ観点で比較してください。
確認ポイント
- 各説明が処理のどの段階に関係するか
- 段階の前後関係に不自然さがないか
- 入力・途中・出力のどれを指しているか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
PCMは、アナログ音声を一定間隔で取り出し、その値をデジタルデータとして扱える形に変換する方式です。一定周期でアナログ値を切り出す処理は標本化に当たります。
理由
標本化は、連続的に変化する音の信号を一定の周期ごとに取り出し、各時点のアナログ値を得る処理です。設問の「一定の周期で」「アナログ値のまま切り出す」という説明に一致します。
比較
量子化は標本化した値を離散的な段階に近似する処理、符号化は値を符号として表現する処理です。暗号化は情報を読まれにくい形へ変換する処理であり、PCMのこの段階を示しません。
選択肢ア
これは不正解だよ。暗号化は、データを第三者に読まれにくい形へ変換する処理であり、音の信号を一定周期で取り出すPCMの処理ではない。設問が問う時間間隔に基づくアナログ値の取得とは役割が異なる。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。標本化は、連続して変化する音の信号を一定の周期ごとに取り出し、その時点の値をアナログ値のまま得る処理である。設問の「一定の周期」「アナログ値のまま切り出す」に一致する。
選択肢ウ
これは不正解だよ。符号化は、得られた情報を決められた規則に従う符号へ表現し直す処理である。一定周期で音の瞬間的な値を取り出す段階そのものではないため、設問の説明には当てはまらない。
選択肢エ
これは不正解だよ。量子化は、標本化で得たアナログ値を、あらかじめ定めた離散的な段階の値へ近似する処理である。設問は値をアナログのまま切り出す処理を問うため、段階が異なる。
学習のポイント
標本化・量子化・符号化の役割を、処理の順序と内容で区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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