DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ

平成21年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問26

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

図に示すマトリックス表を用いたポートフォリオ類型によって、事業計画や競争優位性の分析を行う目的はどれか。
事業の強み(市場シェア)と事業の魅力度(市場成長率)を高低で区分した2×2のポートフォリオ表。
事業の強み(市場シェア)と事業の魅力度(市場成長率)を高低で区分した2×2のポートフォリオ表。

選択肢

  1. ア
    目標として設定したプロモーション効果を測定するために、自らの置かれた立場を評価する。
  2. イ
    目標を設定し、資源配分の優先順位を設定するための基礎として、自らの置かれた立場を評価する。
  3. ウ
    目標を設定し、製品の品質を高めることによって、市場での優位性を維持する方策を評価する。
  4. エ
    目標を設定するために、季節変動要因や地域的広がりを加味することによって、市場の変化を評価する。
解き方のヒントを見る

目的と分析対象の対応を確認

まず、設問で示された目的を主語にして、分析によって何を明らかにしたいのかを整理し、その目的と各説明が同じ対象や視点を扱っているかを照合しましょう。手段の名称や印象だけで判断しないことが大切です。

この問題で問われていること

確認する観点は、分析手法の名前や一般的な印象ではなく、設問が求める意思決定上の目的と、説明されている分析対象・視点の対応が一貫しているか、という一点に絞ります。

視点

目的、対象、得たい示唆の三者を分けて読んだうえで、説明がどの関係を扱おうとしているかを確認します。表現の細部より、問いの焦点と説明の焦点がずれていないかを見ます。

確認ポイント

  • 設問が最終的に明らかにしたい事柄を一文で言い換えられるか
  • 説明の中心となる対象と視点が、その目的から逸れていないか
  • 名称や印象ではなく、目的との対応関係を根拠に読めているか
正解と解説を見る

正解

イ

解説

このマトリックスは、市場成長率と市場シェアを軸に各事業の位置を把握し、事業ごとの目標設定や経営資源配分を検討するために用いる。

理由

図の縦軸は事業の魅力度を市場成長率で、横軸は事業の強みを市場シェアで表している。各事業をこの二軸で分類すると、事業の現状や相対的な立場を比較でき、今後の目標や経営資源の配分を検討する材料になる。

比較

この分析の中心は、販売促進の効果測定、製品品質の改善策、市場変化の詳細な予測ではありません。複数の事業を同じ基準で評価し、限られた資源をどの事業に重点的に配分するかを考えるための枠組みです。

選択肢ア

これは不正解だよ。ポートフォリオ類型は、市場成長率と市場シェアなどから事業の位置づけを把握する枠組みであり、目標として設定したプロモーション効果を測定することを主目的とするものではない。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。市場成長率と事業の強みである市場シェアによって各事業の位置を把握し、今後の目標設定や、限られた経営資源をどの事業へ優先的に配分するかを考える基礎にする。

選択肢ウ

これは不正解だよ。ポートフォリオ類型は、製品の品質を高める具体策や、その施策によって市場での優位性を維持できるかを直接評価する枠組みではない。市場成長率と市場シェアによる事業の位置づけを分析する点が異なる。

選択肢エ

これは不正解だよ。季節変動要因や地域的広がりを加味して市場の変化を評価することは、この図の二軸による事業ポートフォリオ分析の目的ではない。図は事業の魅力度と強みの位置づけを比較し、経営判断に役立てるものである。

学習のポイント

二軸による位置づけと、分析結果を経営判断へつなげる目的を結び付けて理解する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問26(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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