DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成21年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問23
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア企業の全体業務と使用される情報の関連を整理し,情報システムの全体像を明確化すること
- イシステム化の範囲や開発規模を把握し,システム化に要する期間,開発工数,開発費用を見積もること
- ウ情報システムの構築のために必要なハードウェア,ソフトウェア,ネットワークなどの構成要素を洗い出すこと
- エ情報システムを実際に運用するために必要なユーザマニュアルや運用マニュアルを作成するために,業務手順を確認すること
解き方のヒントを見る
業務モデル定義の目的を考える視点
業務モデルを定義する目的を考えるときは、作成物の名前や表現ではなく、業務をどの範囲で捉え、関係者の理解や検討にどう役立つかという観点に注目しましょう。特に、対象とする業務上の課題とのつながりを意識して読み比べることが大切です。
この問題で問われていること
選択肢を確認する際は、業務モデルの定義が何を対象にし、誰のどのような判断や共通理解を支えるためのものかという、目的と利用場面の結び付きを一つの軸として読み取りましょう。細部の用語や印象に引きずられないことが大切です。
視点
業務モデルの目的は、定義の対象、利用者、活用される場面を切り分けて捉えると整理しやすくなります。まず、何を明らかにしたいのかを確認し、その後に表現方法や成果物の扱いを考える順序で読みましょう。
確認ポイント
- 定義の対象が適切に捉えられているか
- 利用者や利用場面との関係を確認する
- 表現方法と目的を混同していないか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
正答はアです。業務モデルの定義は、企業全体の業務とそこで利用される情報の関係を整理し、情報システムの全体像を明らかにするために行います。費用見積りや構成要素の選定、マニュアル作成は別の作業です。
理由
全体最適化計画策定では、個別の機能や機器を先に決めるのではなく、企業全体の業務と情報の関係を整理します。その結果として、情報システムを全体的に捉えるための基礎が得られます。
比較
イは開発規模や期間、工数、費用の見積り、ウはシステム構築時の構成要素の洗い出し、エは運用開始に向けたマニュアル作成の準備に関する内容です。いずれも業務モデル定義の直接の目的ではありません。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。企業全体の業務と、そこで利用される情報の関係を整理することは、業務モデルを定義する中心的な目的です。その整理を通じて、個別業務だけでなく情報システム全体を計画するための全体像を明確にできます。
選択肢イ
これは不正解だよ。システム化の範囲や開発規模、期間、工数、費用を見積もることは、計画を具体化するための見積り作業です。業務モデル定義の目的である業務と情報の関係整理そのものを説明している選択肢ではありません。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークなどの構成要素を洗い出すことは、情報システムの構築方式や構成を検討する作業です。業務モデルを定義する段階で行う、企業活動と情報の関係整理とは対象が異なります。
選択肢エ
これは不正解だよ。ユーザマニュアルや運用マニュアルの作成に向けて業務手順を確認することは、システムを実際に運用する準備に関する作業です。業務モデル定義の目的である全社的な業務と情報の整理を直接示していません。
学習のポイント
業務モデルの目的と、見積り・構築・運用準備の違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問23(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針