DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成21年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問22
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アCPUの性能評価レポート
- イアクセスログ
- ウ計算チェックプログラムの単体テストの結果報告書
- エソフトウェア導入の費用対効果分析表
解き方のヒントを見る
監査証跡を整理する視点
監査証跡を整理するときは、記録が残る場面や目的を一つの軸に固定し、名称の印象ではなく、何を確認するための情報かを問題文の記述に照らして考えます。まず比較軸を決めてから各候補を同じ観点で見比べることが大切です。
この問題で問われていること
この問題では、個々の用語を暗記して当てはめるのではなく、監査で確認したい対象と、記録が使われる場面との対応関係に注目し、候補ごとの差がどの観点で表れているかを整理してください。
視点
まず、問いが求めている比較の軸を一つだけ定めます。そのうえで、各記述を同じ軸から読み、用語の印象や周辺知識ではなく、文中で示される関係が軸に沿っているかを確認します。
確認ポイント
- 問いが求める比較軸を一つに固定したか
- 各記述を同じ軸で読み、表現の印象に流されていないか
- 本文中の根拠と判断を対応づけ、余分な知識で補っていないか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
情報システムの安全性に関する監査証跡は、利用者の操作やアクセスの状況を記録し、後から不正利用や権限外の処理を追跡・検証できるものです。
理由
アクセスの主体、日時、対象などを記録する情報は、利用状況を後から確認する根拠になる。不正アクセスや権限外利用の調査にも利用できるため、安全性のコントロールに関係する監査証跡となる。
比較
CPU性能の評価、プログラムの単体テスト、ソフトウェア導入の費用対効果は、それぞれ性能、品質、経済性を確認する資料です。安全性に関する利用状況の追跡記録とは目的が異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。CPUの性能評価レポートは、処理速度や負荷への対応能力など、コンピュータの性能を確認する資料である。利用者がいつ何を操作したか、権限外のアクセスがあったかを後から追跡する監査証跡とは、記録の目的が異なる。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。アクセスログは、利用者や処理のアクセス状況を記録し、いつ、どの対象にアクセスしたかを後から確認できる。正当な利用だったか、不正アクセスや権限外利用がなかったかを調査できるため、安全性のコントロールに関係する監査証跡である。
選択肢ウ
これは不正解だよ。計算チェックプログラムの単体テストの結果報告書は、プログラムが仕様どおり動作するかを確認した結果を示す資料である。ソフトウェアの品質確認には役立つが、実際の利用者のアクセスや操作を追跡する安全性の監査証跡とは異なる。
選択肢エ
これは不正解だよ。ソフトウェア導入の費用対効果分析表は、導入による費用と効果を比較し、経済性や投資判断を検討するための資料である。利用者のアクセス状況や不正利用の有無を後から検証する記録ではないため、安全性の監査証跡には当たらない。
学習のポイント
監査証跡と、性能・品質・費用に関する資料の目的を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問22(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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