DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和7年度秋期 データベーススペシャリスト 午前Ⅱ 問3
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア1種類の商品を二つの倉庫に初めて入庫すると,“在庫商品”データが 2 件追加される。
- イ2種類の商品を一つの倉庫に入庫すると,“入庫”データが 1 件追加される。
- ウ格納先となる倉庫が確定していない商品が存在する。
- エ出庫の実績がない在庫商品は存在しない。
解き方のヒントを見る
商品と倉庫の関連を読む視点
商品と倉庫のモデルを読むときは、個々の実体の属性よりも、両者の結び付きが何を表し、どの範囲で成立する関係として描かれているかに注目すると、記述の前提を整理しやすくなります。
この問題で問われていること
この問題では、商品側と倉庫側の関連に付く多重度や参加の条件を手掛かりに、移動がないという前提が関係の捉え方へどう影響するかを丁寧に確認することに集中してください。
視点
UMLの関連を確認する際は、クラス名の意味だけで判断せず、関連端の制約が示す「どの対象が、どの対象と、どのような単位で結び付くか」という概念を整理します。前提条件はモデル全体の解釈に関わるため、図に示された関係と混同しないよう、役割ごとに読み分けてください。
確認ポイント
- 関連の両端が表す対象と役割を読み取れているか
- 多重度や参加条件が示す範囲を、具体的な答えに置き換えず確認できるか
- 商品の移動がないという前提を、関連の意味を考える材料として扱えているか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
在庫商品は商品と倉庫の組合せを表すデータであり、商品を複数の倉庫に初めて入庫する場合は、倉庫ごとに在庫商品データが必要になる。入庫や出庫の多重度も確認すると、各選択肢の正誤を判断できる。
理由
図では、商品一つに対して在庫商品は一つ以上関連し、在庫商品一つは一つの商品および一つの倉庫に対応する。したがって、同じ商品でも倉庫が異なれば、別の在庫商品として管理される。
比較
入庫は在庫商品に対して一つ以上、出庫は在庫商品に対してゼロ件以上関連する。つまり、入庫実績は必要だが、出庫実績はなくてもよい。また、在庫商品には格納先倉庫が必ず一つ対応する。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。図では在庫商品一つが一つの商品と一つの倉庫に対応するため、同じ商品を二つの倉庫へ初めて入庫する場合、倉庫ごとに在庫商品を管理する必要がある。その結果、在庫商品データは2件追加される。
選択肢イ
これは不正解だよ。入庫データは商品種類の数だけでなく、各在庫商品に対する入庫実績として管理される。2種類の商品を一つの倉庫へ入庫する場合は、対応する在庫商品も分かれるため、入庫データを1件だけ追加するとはいえない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。在庫商品と倉庫の関連では、在庫商品側から見た格納先の多重度が1になっている。したがって、在庫商品として登録されるデータには格納先となる倉庫が必ず対応し、倉庫未確定の在庫商品は存在しない。
選択肢エ
これは不正解だよ。在庫商品と出庫の関連で、出庫側の多重度は0件以上を示している。これは出庫実績がない在庫商品も登録できることを意味するため、出庫実績がない在庫商品は存在しないという記述は誤りである。
学習のポイント
UMLの多重度から、データの登録単位と必須性を読み取る。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問3(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針