DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ

令和5年度秋期 データベーススペシャリスト 午前Ⅱ 問22

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

データからパリティを生成し,データとパリティを4台以上のハードディスクに分散して書き込むことによって,2台までのハードディスクが故障してもデータを復旧できるRAIDレベルはどれか。

選択肢

  1. ア
    RAID0
  2. イ
    RAID1
  3. ウ
    RAID5
  4. エ
    RAID6
解き方のヒントを見る

障害時の復旧方針を見極める視点

RAIDの構成を考えるときは、平常時の性能や容量だけでなく、障害が起きた場面で何を守り、どのような復旧を想定しているかを軸に整理すると、各記述の違いを落ち着いて比較できます。

この問題で問われていること

この問題では、構成名や用語の印象だけで判断せず、障害発生後にデータの継続利用と復旧作業がどのように扱われる想定かという、復旧方針の観点に絞って確認してください。

視点

比較するときは、通常時の構成説明と障害時の扱いを分けて読み、失われる可能性のある対象、利用継続の前提、復旧に必要な作業や条件が、記述の中でどのように位置付けられているかを整理します。

確認ポイント

  • 障害発生後に何を維持する想定か確認する
  • 復旧に必要な作業や前提条件を整理する
  • 平常時の特徴と障害時の説明を分けて読む
正解と解説を見る

正解

エ

解説

データとパリティを4台以上のハードディスクに分散して書き込み、2台までの故障から復旧できるのはRAID6です。RAID6は二重のパリティを用いる。

理由

RAID6は、データを複数台に分散し、二重のパリティ情報も分散して記録する方式です。そのため、設問にある2台までのハードディスク故障が発生しても、残った情報からデータを復旧できる。

比較

RAID0は冗長性を持たず、RAID1はミラーリングによる方式です。RAID5は分散パリティを使うが、対応できる故障条件が設問とは異なる。2台故障への対応条件に合うのはRAID6です。

選択肢ア

これは不正解だよ。RAID0はデータを複数台に分散して記録するだけで、パリティやミラーリングによる冗長性を持たない。したがって、いずれかのハードディスクが故障すると、そのディスク上のデータを復旧するための情報がなく、2台までの故障に対応する設問条件を満たさない。

選択肢イ

これは不正解だよ。RAID1は同じデータを複数のディスクに複製するミラーリング方式であり、設問のようにデータからパリティを生成して分散記録する方式ではない。選択肢の構成は、設問が示すパリティ分散の条件と一致しない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。RAID5はデータとパリティを複数台に分散して書き込む方式だが、パリティは一重である。そのため、設問が条件としている2台までのハードディスク故障を復旧できる方式には該当せず、必要な冗長性が不足する。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。RAID6はデータと二重のパリティを複数台のハードディスクに分散して書き込む方式である。パリティ情報を二重に持つため、設問のように2台までのハードディスクが故障しても、残ったデータとパリティから復旧できる。

学習のポイント

RAID各レベルの冗長方式と、対応可能な故障台数を設問条件と比較する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問22(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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