DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和5年度秋期 データベーススペシャリスト 午前Ⅱ 問18
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア検索のための中間ノードと,実データへのポインタを格納する葉ノードをインデックスとしてもつ。
- イ時刻印を付与された複数のバージョンから成るデータをスナップショットとしてもつ。
- ウ実データから作成したビットマップをインデックスとしてもつ。
- エ直前のトランザクションデータの正当性を検証するためのハッシュ値をもつ。
解き方のヒントを見る
構造を捉えるための確認視点
この分野では、個々の用語を暗記する前に、情報がどの単位で整理され、どのような関係で連なり、後から検証できる形がどう保たれるかという構造上の観点に注目し、説明の範囲を丁寧に切り分けます。
この問題で問われていること
選択肢を読むときは、データそのものの性質と、それを記録・参照する仕組みの性質を混同していないかに絞って確認し、説明がどの層について述べているかを見極めることだけに集中します。
視点
データ構造を整理するときは、情報のまとまり方、要素同士の結び付き、変更や追加が生じた際に全体との整合性を確認する方法、という三つの観点を分けて考えます。まず各説明がどの観点に属するかを整理し、複数の性質を一つの説明として混ぜていないかを確かめると、用語の印象だけに引きずられにくくなります。
確認ポイント
- 説明がデータのまとまり方と、要素間の関係のどちらを中心にしているか確認する。
- 追加・更新・参照の説明が、構造の性質と運用上の手順を混同していないか確認する。
- 一つの記述に複数の観点が含まれる場合、主張の対象と前提条件を分けて読む。
正解と解説を見る
正解
エ
解説
ブロックチェーンは、トランザクションデータをブロック単位で連結し、各ブロック間の参照関係を利用して記録の改変を検知できるデータ構造です。
理由
ブロックチェーンでは、ブロックに格納されたトランザクションデータなどからハッシュ値を求め、前のブロックに関するハッシュ値を次のブロックが参照する形で連結する。このため、過去のデータが改変されると後続の検証結果と一致しなくなる。
比較
アとウは検索用インデックスの方式、イは時刻付きデータの版管理やスナップショットに関する説明であり、ブロックチェーンの連結による改変検知を表していない。
選択肢ア
これは不正解だよ。検索用の中間ノードと葉ノードを持ち、葉ノードから実データを参照する構造は、木構造のインデックスに関する説明である。ブロックチェーンは、このような検索用ノード構成を特徴とするデータ構造ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。時刻印を付与した複数のデータ版を保存し、特定時点の状態を取り出すスナップショットは、版管理や時系列データ管理に関する考え方である。ブロックチェーンのブロック連結を説明していない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。実データから作成したビットマップをインデックスとして利用するのは、値の種類が少ない列などで検索を効率化するビットマップインデックスの説明である。ブロックチェーン固有の構造ではない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。ブロックチェーンでは、直前のトランザクションデータなどを基にしたハッシュ値を利用してデータを連結する。内容が変更されるとハッシュ値の対応関係が崩れ、後続データとの整合性を検証できる。
学習のポイント
ブロック間のハッシュ連結と、一般的なインデックス構造の違いを学ぶ。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針