DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和2年度10月 データベーススペシャリスト 午前Ⅱ 問25
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア開発を反復するので,新しい要求やビジネス目標の変化に柔軟に対応しやすい。
- イ開発を反復するので,リスクが高い部分に対して初期段階で対処しやすく,プロジェクト全体のリスクを減らすことができる。
- ウ基本となるアーキテクチャをプロジェクトの初期に決定するので,コンポーネントを再利用しやすくなる。
- エひとまとまりの要件を1単位として設計からテストまで実施するので,要件ごとに開発状況が把握できる。
解き方のヒントを見る
開発手法を比べる基本の視点
開発手法の利点を考えるときは、手法名や印象だけで判断せず、どのような状況で、誰に、どんな価値が生まれるのかを整理し、利点の説明が成立する前提にも目を向けましょう。
この問題で問われていること
一つの観点として、利点が発揮される条件と、その結果として改善される対象の対応関係に注目し、説明の範囲が問いの内容と合っているか、前提を広げすぎていないか確認しましょう。
視点
利点を整理する際は、活動の進め方と得られる効果を分けて捉え、前提となる状況、関係する人や対象、期待される変化のつながりを確認します。
確認ポイント
- 利点が成立する前提や利用場面が、問いの条件と整合しているか確認する。
- 説明されている効果が、進め方との因果関係を無理なく保っているか確認する。
- 利点の対象と得られる変化が、抽象的すぎず問いの範囲に収まっているか確認する。
正解と解説を見る
正解
エ
解説
正答はエ。ユースケース駆動開発は、利用者の要求を表すユースケースを軸に、ひとまとまりの要件について設計からテストまで進めるため、要件ごとの開発状況を把握しやすい。
理由
ユースケース駆動開発では、利用者の要求を表すユースケースを開発の中心に置く。ひとまとまりの要件を単位として設計からテストまで進めるため、要件ごとにどこまで開発が進んでいるかを把握しやすい。
比較
アとイは反復型開発の利点、ウはアーキテクチャを初期に定めるアーキテクチャ中心開発の特徴を述べている。いずれもユースケース駆動開発そのものの利点を説明したものではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。開発を反復することで新しい要求やビジネス目標の変化に対応しやすくなるという説明は、反復型開発の利点である。ユースケースを単位に要求からテストまで進めるという、ユースケース駆動開発の特徴を直接説明していない。
選択肢イ
これは不正解だよ。リスクが高い部分に初期段階で対処し、プロジェクト全体のリスクを減らしやすいという説明は、反復型開発で得られる利点である。ユースケースを中心に開発状況を把握するという本問の論点とは異なる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。プロジェクト初期に基本アーキテクチャを決定し、コンポーネントを再利用しやすくするという説明は、アーキテクチャ中心開発の特徴である。ユースケースを開発単位として扱う利点を示していない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。ユースケース駆動開発では、ひとまとまりの要件を1単位として、設計からテストまでを進める。そのため、要件ごとに開発がどの段階まで進んでいるかを把握しやすい。
学習のポイント
開発方法ごとの中心的な特徴を、選択肢の説明と対応付けて覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和2年度10月 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問25(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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