DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成29年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅱ 問5
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア仮想実体
- イ強実体
- ウ弱実体
- エ正実体
解き方のヒントを見る
依存関係を見分けるための視点
実体間の関係を考えるときは、個々の名称や見た目だけで判断せず、片方の存在や識別がもう片方にどの程度左右されるかという観点で、記述全体の意味を丁寧に読み取り、まず確認します。
この問題で問われていること
この問題では、関係に参加する対象を個別に覚えるより、ある対象の存在・識別・成立が別の対象に依存しているかという一つの観点に絞って、文の主従関係を確認してください。
視点
実体間の依存関係を考える際は、対象同士の名称ではなく、一方の存在や識別が他方との結び付きによってどのように説明されているかに注目します。
確認ポイント
- 関係を説明する文で、どの対象が基準として扱われているかを確認する
- 片方が変化・欠落した場合に、もう片方の扱いがどう説明されているかを読む
- 名称の印象ではなく、存在・識別・成立の結び付きだけを比較する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
実体Aのインスタンスaがなくなると、関連する実体Bのインスタンスbも存在しなくなるという存在依存性を示している。このような実体Bは弱実体と呼ばれる。
理由
設問では、実体Bのインスタンスbが単独で存在できず、関連する実体Aのインスタンスaが存在しなくなると、bも存在しなくなると述べている。このように、他の実体の存在に依存する実体が弱実体です。
比較
強実体はこのような存在依存性を前提としない実体を指します。一方、仮想実体や正実体は、設問に示された存在依存性を表す用語ではないため、条件に合致しない。
選択肢ア
これは不正解だよ。仮想実体は、設問が示すような、実体Aのインスタンスaが存在しなくなると実体Bのインスタンスbも存在しなくなるという存在依存性を表す用語ではない。したがって、実体Bの性質を示す選択肢として適切ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。強実体は、他の実体のインスタンスが存在しなくなることによって、自身のインスタンスも存在しなくなるという条件を表す用語ではない。設問の実体Bは、実体Aへの存在依存性を持つため、強実体には該当しない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。実体Aのインスタンスaが存在しなくなると、関連する実体Bのインスタンスbも存在しなくなるという条件は、実体Bが実体Aの存在に依存していることを示す。このような実体を弱実体と呼ぶ。
選択肢エ
これは不正解だよ。正実体は、設問に示された、関連先である実体Aのインスタンスaがなくなると実体Bのインスタンスbもなくなるという存在依存性を表す選択肢ではない。条件に対応するE-Rモデル上の用語ではない。
学習のポイント
E-Rモデルにおける強実体と弱実体の存在依存性を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問5(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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