DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成28年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅱ 問7
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア関係Rの候補キーは関係Rの属性の中から選ばない。
- イ候補キーの値はタブルごとに異なる。
- ウ候補キーは主キーの中から選ぶ。
- エ一つの関係に候補キーが複数あってはならない。
解き方のヒントを見る
候補キーの定義に立ち返る検討
関係モデルのキーに関する用語は互いに似ており、混同しやすい分野です。記述の真偽を判断する際は、覚えた言い回しの印象に頼らず、自分で説明できる定義に照らして一つずつ確かめる姿勢が役立ちます。
この問題で問われていること
確認する観点は一つです。記述が「常に成り立つ」と述べているのか「成り立つ場合がある」と述べているのかを見極め、その主張の強さが定義から導けるかどうかを確かめます。反例を一つ思い浮かべられるかも試してください。
視点
定義は「必ず満たす条件」の集まりです。ある性質が定義から直接導けるのか、特定の例でたまたま成り立つだけなのかを分けて考えると、判断の根拠が明確になります。数行の小さな表を自作して試すのも有効です。
確認ポイント
- 候補キーの定義を、用語を見ずに自分の言葉で書き出せるか
- 各記述が「必ず」なのか「場合がある」なのか、主張の強さを把握したか
- その主張に反する小さな例を自分で作れるかどうかを試したか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
候補キーは、関係のタプルを一意に識別できる属性または属性の組であり、その中から一つを主キーとして選びます。複数の候補キーが存在することもあります。
理由
候補キーは関係の属性の中から選ばれ、各タプルを一意に識別できる必要があります。また、候補キーは必要最小限の属性の組であり、候補が複数存在する場合もあります。
比較
主キーは候補キーの一つを選んだものです。したがって、候補キーを属性から選ばないという説明や、候補キーが一つしか存在できないという説明は誤りです。
選択肢ア
これは不正解だよ。候補キーは関係Rの属性の中から選ばれる属性、または属性の組であり、タプルを一意に識別する役割を持つ。したがって、属性の中から選ばないという説明は候補キーの定義に反する。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。公式画像の本文は「候補キーの値はタプルごとに異なる」となっている。候補キーはタプルを一意に識別するため、候補キーの値が同じタプルは存在しない。この性質が適切な説明である。
選択肢ウ
これは不正解だよ。関係に複数の候補キーがある場合、その中から一つを主キーとして選ぶ。候補キーを主キーの中から選ぶのではなく、主キーが候補キーの一つであるため、選択の向きが逆になっている。
選択肢エ
これは不正解だよ。一つの関係に候補キーが複数存在することは認められる。候補キーが複数ある場合でも、その中から一つを主キーとして選べるため、候補キーが複数あってはならないという説明は誤りである。
学習のポイント
候補キーの定義と、主キーとの関係を正確に区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針