DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成26年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅱ 問9

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

関係R,Sの等結合演算はどの演算によって表すことができるか。

選択肢

  1. ア
    共通
  2. イ
    差
  3. ウ
    直積と射影と差
  4. エ
    直積と選択
解き方のヒントを見る

関係演算を整理するための視点

関係演算の表現を比べるときは、記号や語句の印象だけで判断せず、対象となる情報と、処理後に得たい結果の対応関係を落ち着いて確認しましょう。

この問題で問われていること

一つの表現が何を対象にし、どのような結果を意図しているかという対応関係に焦点を絞り、問題文の条件と表現全体を照らし合わせて考えてください。

視点

表現を見比べる際は、個々の記号を暗記で決めつけず、入力される情報、適用される対象、得られる結果のつながりを順に整理します。

確認ポイント

  • 対象となる情報が何かを確認する
  • 処理の前後で情報の関係がどう変わるかを確認する
  • 問題文の条件と表現の対応が一貫しているかを確認する
正解と解説を見る

正解

エ

解説

等結合は、関係RとSの全組合せを作成し、その中から結合属性の値が等しい組だけを条件で選択する処理として表現できる。したがって、直積と選択の組合せが適切です。

理由

関係RとSの等結合は、まずRとSの直積を求め、その結果に対して結合属性が等しいという条件で選択を行うことで表せる。直積で候補となる全組合せを作り、選択で条件に合う組だけを残す。

比較

共通や差だけでは二つの関係から結合結果を生成できず、直積だけでも条件に合わない組が残る。等結合では、条件に基づく絞込みが必要であり、通常の等結合結果では属性を削除する射影までは必須ではありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。共通は、二つの関係に共通して現れる要素を扱う考え方であり、RとSの属性値を対応付けた組を生成する等結合そのものを表さない。結合結果を作るには、両関係の組合せを構成し、さらに等しいという条件で絞り込む処理が必要になる。

選択肢イ

これは不正解だよ。差は、一方の関係にあり他方にはない組を取り除く演算である。等結合は、RとSの対応する属性が等しい組を新たに組み合わせて作る処理なので、差だけでは必要な組の生成も結合条件による選別も実現できない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。直積と射影と差の組合せには、等しいという結合条件で組を選び出す選択が含まれていない。射影は属性を取り出す演算、差は組を除く演算であり、条件に合う組だけを残す等結合の中心的な処理を直接表せない。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。直積によってRとSの全ての組合せを作り、その結果に対して結合属性の値が等しいという条件で選択を行えば、等結合を表現できる。選択条件が等号で指定されるため、この基本演算の組合せが設問の等結合に対応する。

学習のポイント

等結合を基本演算へ分解し、直積が組合せの生成、選択が結合条件による絞込みを担うことを理解する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問9(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

関連する過去問一覧

IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針