DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成24年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅱ 問6

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

関係モデルの候補キーの説明のうち,適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    関係Rの候補キーは関係Rの属性の中から選ばない。
  2. イ
    候補キーは主キーの中から選ぶ。
  3. ウ
    タプルごとに,候補キーの値は異なる。
  4. エ
    一つの関係に候補キーが複数あってはならない。
解き方のヒントを見る

候補キーを考えるときの確認の視点

関係モデルの候補キーを検討するときは、まず与えられた条件が何を保証するものかを整理し、その後に構成要素の追加や削除が結果へ与える影響を分けて確認しましょう。用語の定義だけで判断せず、条件同士の関係に注目します。

この問題で問われていること

今回の確認は、キーを構成する属性集合について、条件を満たすかどうかと、不要な属性を含んでいないかを混同せず、問題文の制約に照らして一つずつ点検することに絞ります。

視点

属性集合を評価する際は、全体としての成立条件と各要素の役割を別々に見ます。ある条件が成立しているように見えても、要素を一つ外した場合や条件を別の組合せで読んだ場合に、判断が変わらないかを確認すると整理しやすくなります。

確認ポイント

  • 問題文で示された制約が、属性集合全体に関するものか、個々の属性に関するものかを区別する
  • 一部の属性を外した場合に、同じ判断を保てるかを検討する
  • 用語や表現の印象ではなく、示された条件同士の関係に基づいて確認する
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

候補キーとは、関係中の各タプルを一意に識別できる属性または属性の組であり、必要最小限の構成を持つものです。候補キーが複数存在する場合、そのうち一つを主キーとして選択します。

理由

候補キーは、関係の属性から一つ以上を選んだもので、各タプルを重複なく識別できる必要があります。候補キーが複数ある場合は、それらが主キーの候補になります。

比較

主キーは候補キーの中から選ばれる代表であり、候補キーが一つしかないとは限りません。また、候補キーの値はタプル間で重複せず、識別に不要な属性を含めません。

選択肢ア

これは不正解だよ。候補キーは関係Rの属性から選ばれる属性または属性の組であり、関係の外部から任意に定めるものではない。したがって、「属性の中から選ばない」という説明は、候補キーの構成方法と逆になっている。

選択肢イ

これは不正解だよ。主キーは候補キーの中から選択されるものであり、候補キーが主キーの中から選ばれるわけではない。候補キーが複数ある場合、そのうちの一つを主キーとして設定するという関係を押さえる必要がある。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。候補キーは各タプルを一意に識別するための属性または属性の組なので、候補キーに対応する値はタプルごとに異なる。値が重複すると、どのタプルかを一意に識別できなくなるためである。

選択肢エ

これは不正解だよ。一つの関係に候補キーが複数存在することは認められている。例えば、異なる属性や属性の組がそれぞれタプルを一意に識別できる場合、それらは複数の候補キーとなり、その中から一つを主キーに選ぶ。

学習のポイント

候補キー、主キー、属性、タプルの関係を区別して理解する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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