AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ

令和7年度秋期 システム監査技術者 午前Ⅰ 問16

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

UMLのダイアグラムのうち、インスタンス間の関係を表現するものはどれか。

選択肢

  1. ア
    アクティビティ図
  2. イ
    オブジェクト図
  3. ウ
    コンポーネント図
  4. エ
    ユースケース図
解き方のヒントを見る

図の対応関係を整理する基本の見方

図の名称と表現対象を結び付けるときは、名称の印象だけで判断せず、図が説明しようとしている対象の範囲と、表現の目的を同じ基準で照らし合わせて考えます。

この問題で問われていること

各候補を読む前に、図が主に扱う対象を急いで固定せず、問題文が求める対応関係の軸を一つ定め、その軸に沿って候補同士を比較してください。

視点

図の名称、表現対象、説明の目的を別々の情報として捉え、同じ比較軸にそろえてから対応関係を検討します。

確認ポイント

  • 図が何を説明するためのものかを確認する
  • 候補の名称ではなく対応する対象に注目する
  • すべての候補を同じ比較軸で見比べる
正解と解説を見る

正解

イ

解説

インスタンスは、クラスから生成された具体的なオブジェクトを指します。UMLでは、具体的なオブジェクトとその間のリンクや関係を表す図として、オブジェクト図を用いる。

理由

オブジェクト図は、クラスのインスタンスであるオブジェクトを記述し、特定時点におけるオブジェクト同士の関係やリンクを表現する。したがって、インスタンス間の関係を表す図として適切です。

比較

アクティビティ図は処理や業務の流れ、コンポーネント図はソフトウェア部品の構成や依存関係、ユースケース図は利用者とシステムの機能との関係を表します。いずれも設問の対象とは異なる。

選択肢ア

これは不正解だよ。アクティビティ図は、処理や業務の流れをアクションや制御の流れによって表現する図である。インスタンスとしてのオブジェクトを配置し、それらの間の具体的な関係を示すことを主目的とする図ではないため、設問の条件に合わない。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。オブジェクト図は、クラスのインスタンスである具体的なオブジェクトを表し、特定時点でのオブジェクト間のリンクや関係を示す。したがって、インスタンス間の関係を表現するUMLのダイアグラムとして適切である。

選択肢ウ

これは不正解だよ。コンポーネント図は、ソフトウェアを構成するコンポーネントや、コンポーネント間の依存関係などを表現する図である。個々のインスタンス同士の具体的な関係を表す図ではないため、設問の答えにはならない。

選択肢エ

これは不正解だよ。ユースケース図は、利用者などのアクターと、システムが提供する機能であるユースケースとの関係を表現する図である。オブジェクトのインスタンス間にある具体的なリンクを示す目的の図ではない。

学習のポイント

オブジェクト図と、動作やシステム構成を表す他の図の役割を区別して覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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