AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ
令和4年度秋期 システム監査技術者 午前Ⅰ 問12
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アCHAP
- イLDAP
- ウOCSP
- エSNMP
解き方のヒントを見る
失効確認を考える視点
デジタル証明書の失効確認方式を整理するときは、個別方式の名称や定型的な特徴を暗記するより、確認の目的、参照する情報、確認を行う時点という一つの観点を軸に、選択肢の説明が同じ前提で比較されているかを見ます。
この問題で問われていること
注目する観点は、証明書が現在も信頼できるかを判断するために、どの情報をいつ参照する想定なのかです。各選択肢をこの観点で読み、対象・時点・情報源の対応関係を整理してください。
視点
失効確認を比較するときは、まず「何を確かめたいのか」を明確にし、その判断に使う情報が、どの時点の状態を表すものかを整理します。方式名の印象ではなく、確認対象と確認時点の組み合わせに注目すると、説明同士を同じ軸で比べられます。
確認ポイント
- 確認の目的が何かを整理する
- 参照する情報の種類を確認する
- 確認時点と判断対象の対応を比べる
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
デジタル証明書が失効しているかをオンラインで確認するには、証明書の状態を照会するためのプロトコルを用いる。OCSPはその目的に対応する。
理由
OCSPは、証明書利用者が認証局などのサーバに問い合わせ、対象となるデジタル証明書の失効状態をオンラインで確認するためのプロトコルです。
比較
CHAPは認証、LDAPはディレクトリサービスへのアクセス、SNMPはネットワーク機器の監視や管理に用いられます。いずれも証明書の失効状態をオンライン照会する専用プロトコルではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。CHAPはチャレンジレスポンス方式を用いて、利用者や端末の認証を行うためのプロトコルです。デジタル証明書が失効しているかどうかを、認証局などへオンラインで問い合わせる目的のプロトコルではありません。
選択肢イ
これは不正解だよ。LDAPは、利用者情報や組織情報などを格納したディレクトリサービスにアクセスするためのプロトコルです。証明書を管理する場面で利用されることはありますが、失効状態をオンライン照会する専用の仕組みそのものではありません。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。OCSPは、証明書利用者からの問い合わせに対して、認証局などが証明書の状態を応答するプロトコルです。したがって、対象のデジタル証明書が失効しているかをオンラインで確認するという設問の目的に合致します。
選択肢エ
これは不正解だよ。SNMPは、ルータやサーバなどのネットワーク機器から状態情報を取得したり、管理操作を行ったりするためのプロトコルです。デジタル証明書の失効状態をオンラインで照会する用途を示すものではありません。
学習のポイント
OCSPによる証明書失効確認と、他の通信プロトコルの用途を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和4年度秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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