AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ

令和2年度10月 システム監査技術者 午前Ⅰ 問8

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

8 ビット D/A 変換器を使って負でない電圧を発生させる。使用する D/A 変換器は,最下位の 1 ビットの変化で出力が 10 ミリ V 変化する。データに 0 を与えたときの出力は 0 ミリ V である。データに 16 進数で 82 を与えたときの出力は何ミリ V か。

選択肢

  1. ア
    820
  2. イ
    1、024
  3. ウ
    1、300
  4. エ
    1、312
解き方のヒントを見る

対応関係を整理する基本視点

デジタル値とアナログ出力の対応を考えるときは、入力側の表現、変換の段階、出力側の単位や範囲を切り分け、両者の関係を落ち着いて確認しましょう。特定の値だけで判断せず、条件同士の対応を丁寧に見比べることが大切です。

この問題で問われていること

一つの観点として、与えられたデジタル値・分解能・基準となる範囲が、アナログ側のどの尺度に対応するかを整理し、単位、向き、大小関係の整合性を確認してください。途中の扱いも含め、条件の読み違いがないかを見直しましょう。

視点

変換前後の値を同じものとして扱わず、表現形式、基準、尺度、単位を分けて捉えると、対応関係を確認しやすくなります。

確認ポイント

  • 入力値と出力値の単位や尺度を分けて確認する
  • 与えられた分解能や範囲が何を基準にしているかを見る
  • 対応の向きと大小関係が設問の条件に沿っているか確かめる
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

16進数82は10進数で130なので、最下位ビット1単位当たり10ミリVの出力変化量を130倍する。したがって出力は1、300ミリVとなり、正解はウです。

理由

16進数82は、8×16+2=130です。データ0の出力が0ミリVで、最下位の1ビットの変化ごとに10ミリV変化するため、出力は130×10ミリV=1、300ミリVになります。

比較

820ミリVは入力値を82とそのまま扱った値、1、024は2の10乗に由来する値、1、312ミリVは入力値を131.2相当として扱った値です。いずれも16進数82を10進数130に直した条件と一致しません。

選択肢ア

これは不正解だよ。820ミリVは、16進数82を十進数の82として扱い、82×10ミリVとした値に相当します。16進数82は十進数で130なので、公式の入力条件に基づく出力値とは一致しません。

選択肢イ

これは不正解だよ。1,024は2の10乗に由来する数値であり、16進数82を十進数へ変換した入力値130とは異なります。また、1単位当たり10ミリVという条件を掛けた出力電圧にもなっていません。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。16進数82は十進数で8×16+2=130です。データ0の出力が0ミリVで、1単位の変化が10ミリVなので、130×10ミリV=1,300ミリVとなります。

選択肢エ

これは不正解だよ。1,312ミリVは、入力値を131.2相当として10ミリVを掛けた値に当たります。しかし、16進数82の十進数値は130であり、条件から求まる出力は1,300ミリVです。

学習のポイント

16進数から10進数への変換と、D/A変換器の量子化単位に応じた比例計算を学習する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和2年度10月 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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