AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ
令和2年度10月 システム監査技術者 午前Ⅰ 問7
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア主にキャッシュメモリとして使用される。
- イデータを保持するためのリフレッシュ又はアクセス動作が不要である。
- ウメモリセル構成が単純なので,ビット当たりの単価が安くなる。
- エメモリセルにフリップフロップを用いてデータを保存する。
解き方のヒントを見る
半導体メモリ比較の着眼点
各選択肢を個別の用語暗記で判断せず、設問が求める比較軸を一つ定め、その軸に関係する条件をそろえて説明同士を慎重に照合しましょう。周辺知識を広げすぎないことも大切です。
この問題で問われていること
まず設問が比較させている軸を一つ決め、その軸について各選択肢の説明が同じ条件で成り立つかを確認してください。複数の特徴を一度に混ぜず、問われた観点との対応だけを丁寧に見ます。
視点
選択肢を読む前に、設問が求める比較の条件を一つだけ取り出し、その条件に関係する語句の意味と適用範囲をそろえて見比べます。周辺知識を足しすぎず、条件との整合性を確認する順序が大切です。
確認ポイント
- 設問が比較を求めている条件を、一文で言い換えられるか確認する。
- 各説明を同じ前提と用語の意味で読めているか確認する。
- 判断材料を指定された比較軸に関係する内容だけに絞れているか確認する。
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
DRAMはSRAMと比べてメモリセルの構成が単純で、多数のセルを集積しやすいため、ビット当たりの単価を安くできます。したがって、該当する特徴はウです。
理由
DRAMは、SRAMよりもメモリセルの構成が単純で、多くの記憶容量を比較的低コストで実現できます。そのため、ビット当たりの単価が安くなる点が、SRAMと比較したDRAMの特徴です。
比較
SRAMは高速性を生かしてキャッシュメモリなどに使われ、フリップフロップを用いる構成です。一方、DRAMは主記憶など大容量用途に向き、データ保持にはリフレッシュなどの動作が関係します。
選択肢ア
これは不正解だよ。キャッシュメモリとして主に使用されるのは、高速にデータへアクセスできるSRAMの特徴です。DRAMはメモリセルの構成を単純にして大容量化や低価格化に適しており、この選択肢はSRAMとDRAMの用途を取り違えています。
選択肢イ
これは不正解だよ。DRAMはデータを保持するために、リフレッシュなどの動作が必要になります。したがって、リフレッシュ又はアクセス動作が不要であるという説明はDRAMの特徴と一致しません。保持動作が不要という点は、比較対象であるSRAM側の性質です。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。DRAMはSRAMと比較してメモリセルの構成が単純なので、同じ記憶容量をより少ない回路規模で実現しやすく、ビット当たりの単価を安くできます。大容量の主記憶に適している理由にもつながる特徴です。
選択肢エ
これは不正解だよ。メモリセルにフリップフロップを用いてデータを保存するのは、SRAMの構成上の特徴です。DRAMについては、SRAMより単純なセル構成によってビット当たりの単価を下げられる点が問われており、この説明は対象を反対にしています。
学習のポイント
SRAMとDRAMのセル構成、データ保持動作、用途および価格の違いを比較して覚えます。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和2年度10月 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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