AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ
平成31年度春期 システム監査技術者 午前Ⅰ 問8
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア異なる色のピクセルを混ぜて配置することによって,中間色を表現すること
- イ複数の静止画を1枚ずつ連続表示することによって,動画を作ること
- ウ物体の表面に陰影を付けたり,光を反射させたりして,画像を作ること
- エ物体をワイヤフレーム,ポリゴンなどを用いて,モデル化すること
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描画処理を整理するための視点
描画結果だけを直感で判断せず、入力データがどの段階でどのように扱われ、最終的な画面表現へつながるかという処理の流れと、段階どうしの役割分担に注目して考えます。
この問題で問われていること
確認する観点を処理の順序に絞り、各段階の役割と受け渡される情報を問題文に照らして整理してください。個別の方式名や式の暗記だけで決めず、全体のつながりを確認することが大切です。
視点
レンダリングを、素材や条件が段階的に変換されて表示へ至る一連の処理として捉えます。判断では、前後関係と各段階の役割が整合しているかを確認します。
確認ポイント
- 処理の出発点と終着点を区別し、途中の段階が何を受け取り何を渡すかを確認する。
- 説明されている順序が、画面に現れるまでの因果関係として無理なくつながっているかを見る。
- 用語の印象ではなく、入力・変換・出力の関係が一貫して説明されているかを確かめる。
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
レンダリングとは、コンピュータグラフィックスの物体に対して光源や材質などの条件を反映し、陰影や反射を含む最終的な画像を生成する処理です。
理由
レンダリングは、三次元モデルなどの形状情報に光の当たり方や表面の反射などを反映し、画面に表示する画像を作る処理です。そのため、物体の表面に陰影を付けたり、光を反射させたりして画像を作るという説明が適切です。
比較
異なる色の画素を配置して中間色を表す処理、静止画を連続表示して動画を作る処理、ワイヤフレームやポリゴンで物体を表現する処理は、それぞれ色表現、動画化、モデリングに該当します。
選択肢ア
これは不正解だよ。異なる色のピクセルを混ぜて配置し、中間色を表現するのは、ディザリングなどの色表現に関する処理です。物体の形状や光源、表面の反射などを計算して画像を生成するレンダリングそのものの説明ではありません。
選択肢イ
これは不正解だよ。複数の静止画を1枚ずつ連続表示することによって動画を作るのは、アニメーションや動画化の仕組みです。レンダリングは各画像を生成する工程と関係しますが、静止画を連続表示すること自体を指す用語ではありません。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。レンダリングは、物体の形状や材質、光源などの情報を基に、表面の陰影や光の反射を計算して、画面に表示する画像を生成する処理です。この説明はレンダリングの役割に一致しています。
選択肢エ
これは不正解だよ。物体をワイヤフレームやポリゴンなどで表現し、形状データとして作成することは、モデリングに当たります。レンダリングは、そのように作られたモデルへ光や材質の条件を反映し、画像として出力する処理です。
学習のポイント
レンダリング、モデル化、動画化、色表現の違いを工程ごとに整理して覚えましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成31年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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