AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ
平成30年度春期 システム監査技術者 午前Ⅰ 問9
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア関係データモデルをオブジェクト指向データモデルに拡張し,操作の定義や型の継承関係の定義を可能としたデータベース
- イ経営者の意思決定を支援するために,ある主題に基づくデータを現在の情報とともに過去の情報も蓄積したデータベース
- ウ様々な形式のデータを一つのキーに対応付けて管理するキーバリュー型データベース
- エデータ項目の名称や形式など,データそのものの特性を表すメタ情報を管理するデータベース
解き方のヒントを見る
データベース分類の軸を切り分ける視点
データベースの分類を考えるときは、名称の印象ではなく、何を基準に区分しているかを整理し、対象と基準の関係など、設問が求める観点に対応づけて、一つずつ確認しましょう。
この問題で問われていること
この問題では、候補を個別に覚えて当てはめるよりも、分類が示す軸と対象の関係に注目し、同じ観点で各候補を読み比べて、説明の焦点がずれていないかを確認することに集中しましょう。
視点
分類名を単独で判断せず、まず何を分類しているのか、どの性質を基準にしているのかを分けて捉えます。そのうえで、設問中の説明が同じ分類軸を扱っているか、別の観点を混ぜていないかを確認します。
確認ポイント
- 分類の対象と基準が同じ文脈で語られているか
- 各説明で中心となる観点が一貫しているか
- 候補を同じ基準にそろえて比較できるか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
NoSQLは、関係データベースとは異なる柔軟なデータモデルを採用するデータベース群であり、本問ではその代表例に当たる管理方式を見分ける。
理由
キーバリュー型データベースは、さまざまな形式のデータを一つのキーに対応付けて管理する方式であり、NoSQLに分類される代表的なデータモデルです。したがって、設問の正答はウです。
比較
他の選択肢は、オブジェクト関係データベース、データウェアハウス、メタ情報を管理するデータベースの説明であり、NoSQLのキーバリュー型という分類には該当しない。
選択肢ア
これは不正解だよ。関係データモデルにオブジェクト指向の概念を取り入れ、操作や型の継承を定義できる説明は、オブジェクト指向データベースではなく、オブジェクト関係データベース(オブジェクトリレーショナルデータベース)に該当する。この設問のNoSQLの分類ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。主題別に現在だけでなく過去の情報も蓄積し、経営者の意思決定を支援するデータベースは、データウェアハウスの説明である。分析や意思決定向けの蓄積を示しており、NoSQLのデータモデルを説明していない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。形式の異なるデータを一つのキーに対応付けて管理する方式は、キーバリュー型データベースに当たる。キーバリュー型はNoSQLに分類される代表的なデータモデルであり、設問が尋ねるNoSQLの説明と一致する。
選択肢エ
これは不正解だよ。データ項目の名称や形式など、データ自体の特性を表す情報はメタ情報であり、それを管理するデータベースの説明である。これは管理対象の種類を述べたもので、NoSQLのデータモデル分類を示していない。
学習のポイント
データベースの目的とデータモデルの対応を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問9(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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