AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ

平成30年度春期 システム監査技術者 午前Ⅰ 問7

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ワンチップマイコンにおける内部クロック発生器のブロック図を示す。15 MHzの発振器と,内部のPLL1,PLL2及び分周器の組合せでCPUに240 MHz,シリアル通信(SIO)に115 kHzのクロック信号を供給する場合の分周器の値は幾らか。ここで,シリアル通信のクロック精度は±5%以内に収まればよいものとする。 ブロック図は添付の公式問題冊子 question-5.png の問7を参照。
公式問題冊子の問7(図や選択肢を含む)
公式問題冊子の問7(図や選択肢を含む)
公式問題冊子の問7(図や選択肢を含む)
公式問題冊子の問7(図や選択肢を含む)

選択肢

  1. ア
    1/2⁴
  2. イ
    1/2⁶
  3. ウ
    1/2⁸
  4. エ
    1/2¹⁰
解き方のヒントを見る

クロック回路と周波数の計算

周波数の単位、回路図の倍率表記、誤差の扱いを調べて準備しましょう。

この問題で問われていること

PLLや分周器の数値表記を資料で調べ、クロックの経路に沿って周波数を確認する手順を整理できますか。

クロック回路と周波数の計算

PLLや分周器の数値表記を資料で調べ、クロックの経路に沿って周波数を確認する手順を整理できますか。

確認ポイント

  • MHzとkHzを比較する際、どちらかの単位にそろえるにはどう換算しますか。
  • PLLの倍率と分周比は回路図でどのように表記されるか、資料の例を比較できますか。
  • 枝分かれしたクロック経路について、CPU側とSIO側がそれぞれ通るブロックを図から書き出せますか。 目標周波数に対する相対誤差の計算方法を調べ、±5%という条件を判定する手順を整理できますか。
正解と解説を見る

正解

エ

解説

添付の公式解答PDFの問7の正解は「エ」。図ではPLL1の出力からPLL2と分周器へ分岐しているため,分周器の入力周波数は15 MHz×8=120 MHzです。PLL2の出力であるCPU用の240 MHzを使わない点が判断の要点となる。SIOの許容周波数は115 kHz×0.95=109.25 kHzから115 kHz×1.05=120.75 kHzまで。120 MHzを2¹⁰で分周した117.1875 kHzがこの範囲に収まる。

添付の公式解答PDFの問7の正解は「エ」。図ではPLL1の出力からPLL2と分周器へ分岐しているため,分周器の入力周波数は15 MHz×8=120 MHzです。PLL2の出力であるCPU用の240 MHzを使わない点が判断の要点となる。SIOの許容周波数は115 kHz×0.95=109.25 kHzから115 kHz×1.05=120.75 kHzまで。120 MHzを2¹⁰で分周した117.1875 kHzがこの範囲に収まる。

選択肢ア

分周器の入力はPLL1の出力である120 MHz。120 MHz÷16=7.5 MHz(7,500 kHz)となり,115 kHzの±5%の範囲を外れるので誤り。

選択肢イ

120 MHz÷64=1.875 MHz(1,875 kHz)となり,115 kHzの±5%の範囲を外れるので誤り。

選択肢ウ

120 MHz÷256=468.75 kHzとなり,115 kHzの±5%の範囲を外れるので誤り。

選択肢エ(正解)

120 MHz÷1,024=117.1875 kHzとなる。115 kHzに対する誤差は約+1.90%で,±5%以内に収まるので正しい。

学習のポイント

PLLや分周器の数値表記を資料で調べ、クロックの経路に沿って周波数を確認する手順を整理できますか。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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