AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ

平成28年度春期 システム監査技術者 午前Ⅰ 問4

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

並列処理方式であるSIMDの説明として,適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    単一命令ストリームで単一データストリームを処理する方式
  2. イ
    単一命令ストリームで複数のデータストリームを処理する方式
  3. ウ
    複数の命令ストリームで単一データストリームを処理する方式
  4. エ
    複数の命令ストリームで複数のデータストリームを処理する方式
解き方のヒントを見る

並列処理を考える一つの視点

並列処理方式を整理するときは、用語の印象や処理数の多さだけで判断せず、処理を分けて進める単位と、全体をまとめる関係に注目すると、各説明の前提を落ち着いて比較できます。

この問題で問われていること

確認する観点は、処理の分担と結果の取りまとめが、どのような関係として説明されているかです。性能の大小を先に決めず、説明の前提と対象範囲が揃っているかを見比べてください。

視点

方式名の暗記よりも、複数の処理をどの単位で扱い、途中や最後にどのように全体との関係を捉える説明なのかを読み取る。個別の用語から結論を急がず、記述が示す視点の範囲を確認する。

確認ポイント

  • 処理を分けて考える単位が、説明の中で一貫しているか。
  • 個々の処理と全体の関係が、同じ前提で述べられているか。
  • 性能の印象ではなく、説明の対象範囲に沿って読めているか。
正解と解説を見る

正解

イ

解説

SIMDは,単一の命令ストリームで複数のデータストリームを処理する並列処理方式です。選択肢では命令とデータの数を分けて表しているため,両方の条件を対応させて判断する。

理由

SIMDはSingle Instruction Multiple Dataの略であり,単一の命令ストリームを複数のデータストリームに適用する方式を指します。したがって,命令は単一,データは複数という組合せになる。

比較

この問題の選択肢は,命令ストリームとデータストリームがそれぞれ単一か複数かを組み合わせている。両方が単一,命令だけが複数,または両方が複数の組合せは,SIMDの条件とは一致しない。

選択肢ア

これは不正解だよ。単一命令ストリームで単一データストリームを処理する組合せは,命令もデータも一つずつであり,複数データを同じ命令で扱うSIMDの定義に合わない。選択肢はSIMDではなく,単一・単一の方式を示している。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。SIMDは,Single Instruction Multiple Dataの略で,単一の命令ストリームを用いて複数のデータストリームを処理する方式である。したがって,問題文のSIMDの説明としてこの組合せが適切である。

選択肢ウ

これは不正解だよ。複数の命令ストリームで単一のデータストリームを処理する組合せは,命令が複数でデータが単一という分類である。SIMDは命令ストリームを単一として扱うため,この選択肢は条件が一致しない。

選択肢エ

これは不正解だよ。複数の命令ストリームで複数のデータストリームを処理する組合せは,命令とデータの両方が複数である。SIMDの「単一命令」という条件を満たさないため,この説明は適切ではない。

学習のポイント

命令ストリームとデータストリームの数を分けて,方式名の略語と対応させる。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問4(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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