AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ

平成22年度春期 システム監査技術者 午前Ⅰ 問19

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

図のプロジェクトを最短の日数で完了したいとき,作業 E の最遅開始日は何日目か。
作業AからGの所要日数を示すアローダイアグラムと,作業名及び所要日数の凡例。
作業AからGの所要日数を示すアローダイアグラムと,作業名及び所要日数の凡例。

選択肢

  1. ア
    9
  2. イ
    12
  3. ウ
    13
  4. エ
    17
解き方のヒントを見る

工程の時間関係を読む視点

時間に関する表現が何を基準に置かれているかを読み分け、工程どうしの前後関係と全体への影響を一つずつ確認しましょう。言葉の印象だけで決めず、同じ時間軸に並べて考えることが大切です。

この問題で問われていること

確認する観点は、示されている時点がどの対象と条件を基準にしているかです。時間軸に関係を簡単に書き出し、前提と結果を混同せず、各記述を同じ基準で読み比べることに集中しましょう。

視点

時間軸を整理するときは、まず比較の基準を一つ定め、対象となる時点を同じ並び方で置きます。そのうえで、前後関係がどの条件によって変わり得るかを確認し、表現の細部に引きずられず構造を捉えます。

確認ポイント

  • 比較する時点の基準は何か
  • 工程どうしの前後関係は一貫しているか
  • 全体の制約と個別の記述を混同していないか
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

作業Eの終了後には作業Gが続くため、プロジェクトの最短完了日からGの所要日数を戻してEの最遅終了時点を求め、そこからEの4日を差し引くと13日目になる。

理由

最早時刻を前向きに求めると、最長経路A・B・D・F・Gは3日+6日+3日+5日+3日=20日で、全体の最短完了日は20日目となる。終点から戻ると、Gの直前の最遅時刻は20日−3日=17日目。Eは4日なので、最遅開始日は17日−4日=13日目です。

比較

9はEの最早開始時点、12は下側の結合点の最早時刻、17はEの最遅終了時点に対応する。開始日を求めるには、後続作業を考慮した最遅終了時点から、E自身の所要日数4日を差し引く必要がある。

選択肢ア

これは不正解だよ。9は、開始点からAの3日とBの6日を経た作業Eの最早開始時点に相当する。問われているのは、後続のGを含めて全体を最短完了させる条件から後ろ向きに求める最遅開始日であり、最早開始時点をそのまま採用できない。

選択肢イ

これは不正解だよ。12は、下側の結合点に到達する最早時刻であり、作業Eの開始時点を表す値ではない。Eの最遅開始日は、Eの終了後に続くGと全体の完了期限を基準に、Eの所要4日を差し引いて求める必要がある。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。プロジェクトの最短完了日は、最長経路A・B・D・F・Gの3日+6日+3日+5日+3日=20日で決まる。Gの3日を戻したEの最遅終了時点は17日目なので、Eの4日を差し引き、最遅開始日は17日−4日=13日目となる。

選択肢エ

これは不正解だよ。17は、全体完了日20日目から後続作業Gの3日を差し引いた、作業Eの最遅終了時点に当たる。作業Eの開始日を求めるには、さらにE自身の所要4日を差し引く必要があるため、終了時点17日目を開始日とはできない。

学習のポイント

最早時刻と最遅時刻を区別し、後続作業から逆算する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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