AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ
平成22年度春期 システム監査技術者 午前Ⅰ 問13
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アDMZ
- イIP マスカレード(NAPT)
- ウファイアウォール
- エプロキシ
解き方のヒントを見る
通信経路の役割を整理する視点
社内の端末が外部と通信するとき、途中にある機器や機能を一括して捉えず、誰の通信をどの境界で受け渡しているのかという役割の観点から、順序立てて丁寧に整理しましょう。
この問題で問われていること
この問題では、機器名や用語の印象ではなく、社内側と外部側の間で通信を取り次ぐ位置づけに注目し、送信元・宛先・通過点の関係を図にして比較することに集中してください。
視点
通信を整理するときは、利用者の端末、社内ネットワーク、外部ネットワーク、境界に置かれる要素を分け、各要素がどの区間に関わるかを同じ基準で見比べます。
確認ポイント
- 通信の出発点と到達先を区別できているか
- 社内側・境界・外部側の位置関係を整理できているか
- 機器の名称ではなく、通信上の役割に注目できているか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
社内ネットワークとインターネットの間でWebアクセスを中継し、取得したWebコンテンツをキャッシュして再利用する仕組みはプロキシです。
理由
プロキシは利用者の代わりに外部Webサーバへアクセスする中継機能を持ち、取得したWebコンテンツをキャッシュできる。キャッシュを利用することで、同じ情報へのアクセスを高速化できる。また、内部端末を直接インターネットへ接続させない構成により、セキュリティ確保にも役立つ。
比較
DMZは外部公開サーバなどを配置するネットワーク領域、IPマスカレード(NAPT)はアドレスやポートを変換する機能、ファイアウォールは通信を許可・遮断する機能です。いずれも設問の中継とWebコンテンツのキャッシュを主目的としない。
選択肢ア
これは不正解だよ。DMZは、インターネット側と社内ネットワーク側の間に設け、Webサーバやメールサーバなど外部公開するサーバを配置するための隔離されたネットワーク領域である。Webアクセスを利用者に代わって中継したり、コンテンツをキャッシュしたりする仕組みそのものではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。IPマスカレード(NAPT)は、複数の内部端末が一つのグローバルIPアドレスを共有できるよう、IPアドレスやポート番号を変換する機能である。通信の中継に関係する面はあるが、Webコンテンツを保存して再利用するキャッシュ機能は説明していない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ファイアウォールは、あらかじめ定めた規則に基づいてネットワーク通信を監視し、許可または遮断する装置や機能である。アクセス制御によるセキュリティ確保には利用されるが、Webコンテンツをキャッシュしてアクセスを高速化する役割は持たない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。プロキシは、社内端末からのWebアクセスを受けてインターネット側へ中継する。さらに、取得したWebコンテンツをキャッシュし、同じ情報への要求に保存済みのデータを返すことでアクセスを高速化できる。内部端末を直接外部へ接続させない構成も、セキュリティ確保に役立つ。
学習のポイント
プロキシ、DMZ、NAPT、ファイアウォールの役割を機能別に整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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