AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ

平成21年度春期 システム監査技術者 午前Ⅰ 問19

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

図のプロジェクトの日程計画において,プロジェクトの所要日数は何日か。
作業A~H、標準日数及びダミー作業を示すアローダイアグラム。
作業A~H、標準日数及びダミー作業を示すアローダイアグラム。

選択肢

  1. ア
    40
  2. イ
    45
  3. ウ
    50
  4. エ
    55
解き方のヒントを見る

期間を整理するための着眼点

日程計画を読むときは、作業ごとの順序や依存関係を全体の流れとして捉え、個別の長さだけでなく、計画全体に影響するつながりへ意識を向けましょう。各要素を同じ視点で見比べることが大切です。

この問題で問われていること

この問題では、各作業の情報をばらばらに見るのではなく、開始から完了までの流れを追い、どの関係が全体の期間を左右しそうかという一点に絞って確認します。細部より構造を優先して読みましょう。

視点

日程を整理する際は、作業の並び、前後関係、同時に進められる可能性、後続作業への影響を一つの流れとして捉えます。個別の数値だけで判断せず、全体の構造を確認しましょう。

確認ポイント

  • 作業同士の前後関係がどのようにつながっているか
  • 並行して扱える作業と、順番を待つ作業を区別できているか
  • ある作業の遅れが後続や全体の流れに及ぼす影響を見ているか
正解と解説を見る

正解

エ

解説

各イベントの最早時刻を前から計算すると、下側イベントは10日目、上側イベントは25日目、合流点は45日目となる。最後にHの10日を加え、プロジェクト全体は55日で完了する。

理由

開始点を0日目とする。A完了後のイベントは10日目です。下側イベントは、B経由の5日と、A完了後のダミー作業経由の10日を比較し、遅い10日目となる。D完了は10+15=25日目で、上側イベントはC経由の10+10=20日と、D後のダミー作業経由の25日を比較して25日目となる。合流点は、E経由の25+20=45日、F経由の25+15=40日、G経由の10+25=35日の最大値である45日目となる。最後にHの10日を加えるため、所要日数は45+10=55日です。

比較

各経路を単純に足すのではなく、分岐と合流の関係を図どおりに確認する必要がある。下側経路の到着は10日目であり、15日目ではありません。また、上側イベントではDとダミー作業の経路がC経由より遅いため、Eは20日目ではなく25日目から始まる。したがって、単純経路の合計や合流前の時刻だけでは全体の所要日数にならない。

選択肢ア

これは不正解だよ。40日はB・G・Hを順に通る下側経路の合計で、5日+25日+10日=40日となる。しかし、プロジェクト全体ではこの経路だけでなく、上側経路の完了も待つ必要があり、合流点は45日目になる。したがって最後のHを含む全体は55日であり、40日では不足する。

選択肢イ

これは不正解だよ。45日は合流点に到達する最も遅い時刻であり、プロジェクトの終了時刻ではない。合流点から終点までは作業Hが標準10日必要なので、45日目にHを開始し、45日+10日=55日となる。Hの所要日数を含めていない点が条件の相違である。

選択肢ウ

これは不正解だよ。50日はA・C・E・Hを単純に連続させた10日+10日+20日+10日の合計である。しかし図では、上側イベントはC完了の20日目ではなく、D完了後のダミー作業を含む25日目となる。Eの開始が5日遅れるため、全体は50日ではなく55日になる。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。下側イベントはmax(5日,10日)=10日目、上側イベントはmax(10日+10日,10日+15日)=25日目となる。合流点はmax(25日+20日,25日+15日,10日+25日)=45日目で、最後にHの10日を加えると45日+10日=55日である。

学習のポイント

最早時刻の計算と、合流点で最大値を採用する考え方を学習する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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