AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ
平成29年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問18
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア172.30.3.0
- イ172.30.120.0
- ウ172.30.123.0
- エ172.30.252.0
解き方のヒントを見る
境界を見極める視点
IPアドレスの範囲を考えるときは、数値だけを追わず、どこを境に同じまとまりとして扱うのかというビット境界に注目し、表現同士の整合性を落ち着いて丁寧に確かめます。
この問題で問われていること
この問題では、範囲の端点と境界位置の対応に焦点を絞ります。与えられた表記を同じ基準で読み替え、開始側・終了側・まとまりの大きさが矛盾していないかを確認してください。
視点
アドレスの範囲は、連続する部分と区切りを担う部分を分けて捉えると整理しやすくなります。境界がどの位置に置かれ、端点がそのまとまりに含まれるかを順に見ます。
確認ポイント
- 境界を示す位置が、範囲のまとまり方と一致しているか
- 開始側と終了側が、同じ区切りの考え方で説明できるか
- 表記を別の見方に直したとき、端点や範囲の広さに矛盾がないか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
255.255.252.0はプレフィックス長が/22で、第三オクテットのサブネット境界は4刻みになる。123は120以上124未満の範囲に属するため、ネットワーク部を残してホスト部を0にすると172.30.120.0となる。
理由
第三オクテットのサブネット境界は、256−252=4で求められる。したがって境界は0、4、8、…のように4刻みで、123は120〜123の範囲に入る。ネットワークアドレスではホスト部を0にするため、172.30.120.0となる。
比較
第三オクテット123そのものはホスト部を含む値であり、ネットワークアドレスの境界ではありません。一方、252は4の倍数ではあるが、123を含む範囲の開始位置ではありません。各選択肢は、境界位置または対象IPが属する範囲との一致を確認して判断する。
選択肢ア
これは不正解だよ。255.255.252.0では第三オクテットの境界は4刻みである。3は境界値ではなく、0〜3の範囲に属する値なので、172.30.3.0はネットワークアドレスにならない。対象の第三オクテット123を含む範囲とも一致しない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。第三オクテットの境界間隔は256−252=4であり、123は120〜123の範囲に属する。この範囲の開始値は120で、ネットワークアドレスではホスト部を0にするため、172.30.120.0となる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。172.30.123.0は第三オクテットにホスト側の値123をそのまま残しており、サブネットの開始境界ではない。123を含む4刻みの範囲は120〜123なので、ネットワークアドレスの第三オクテットは120になる。
選択肢エ
これは不正解だよ。第三オクテット252は4刻みの境界に当たるが、172.30.252.0が表す範囲は対象IPの第三オクテット123を含まない。対象IPが属するサブネットの範囲と一致しないため、この値は選べない。
学習のポイント
サブネットマスクから境界間隔を求め、IPアドレスを該当するネットワーク範囲に分類する方法。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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