AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ

平成24年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問22

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

UML 2.0において,オブジェクト間の相互作用を時間の経過に注目して記述するものはどれか。

選択肢

  1. ア
    アクティビティ図
  2. イ
    コミュニケーション図
  3. ウ
    シーケンス図
  4. エ
    ユースケース図
解き方のヒントを見る

参加要素と時間軸の読み取り

図の記号を暗記だけで決めず、誰が相互作用に関わり、出来事がどの順序で並ぶかを分けて観察しましょう。要素の役割と時間の流れを混同しないことが重要です。まず確認しましょう。

この問題で問われていること

今回は、図全体を細部から判断するのではなく、参加している要素の関係を一つの観点として確認しましょう。各要素が何を表すかを整理し、時間方向の情報とは切り分けて読み進めてください。

視点

参加要素は、相互作用の中で登場する主体や対象を整理するための視点です。時間方向は、出来事の前後関係を追うための視点として、別々に捉えると図の役割分担を考えやすくなります。

確認ポイント

  • 図中で相互作用に関わる主体や対象を確認する
  • 要素を表す情報と出来事の順序を示す情報を区別する
  • 自分の解釈が図全体の関係と矛盾しないか見直す
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

UML 2.0では、オブジェクト間で交換されるメッセージを時間順に表す図がある。時間の経過に注目して相互作用を記述するのはシーケンス図です。

理由

シーケンス図は、オブジェクトを表すライフラインを横方向に配置し、時間の経過を上から下への順序で示しながら、オブジェクト間のメッセージ交換を記述する。したがって、設問の条件に合う。

比較

アクティビティ図は処理や業務の流れ、コミュニケーション図はオブジェクト間の関係とメッセージのつながり、ユースケース図は利用者とシステム機能の関係を表します。時間順の相互作用を中心に記述する図とは目的が異なる。

選択肢ア

これは不正解だよ。アクティビティ図は、業務や処理がどのような順序で進むか、分岐や並行を含めて表す図である。オブジェクト間のメッセージ交換を時間順に記述することを主目的とする図ではないため、設問の条件には合わない。

選択肢イ

これは不正解だよ。コミュニケーション図もオブジェクト間のメッセージを扱うが、オブジェクト同士のリンクやメッセージの関係を把握することに重点がある。時間の経過を縦方向の順序として表すことを中心とする図ではない。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。シーケンス図は、オブジェクトを表すライフラインを配置し、時間の経過に沿ったメッセージの送受信を上から下へ示す。したがって、オブジェクト間の相互作用を時間に注目して記述するという設問の説明に一致する。

選択肢エ

これは不正解だよ。ユースケース図は、システムの利用者などのアクターと、利用できる機能であるユースケースとの関係を表す図である。オブジェクト間のメッセージ交換や、その時間的な順序を記述する図ではない。

学習のポイント

UML図の目的と、時間順序を表す相互作用図の特徴を区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問22(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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