STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
令和5年度春期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問1
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア資材などの購入
- イ受注と納入
- ウ納入後に発生する作業
- エプロダクトの生産,サービスの実施
解き方のヒントを見る
役割の境界を整理する視点
各選択肢を個別に覚えるのではなく、実行プロセス内で何を目的に、どの段階で、どの情報を扱う役割なのかという観点をそろえて比較しましょう。名称の印象だけで判断せず、前後の活動との関係にも注目すると整理しやすくなります。
この問題で問われていること
確認する観点は、示されている役割が単独の作業名ではなく、実行プロセス全体のどの目的に結び付いているかです。前後の流れとの関係を意識して読み取り、説明の焦点を一つに保ちましょう。
視点
役割を見分けるときは、活動の目的、開始から完了までの位置づけ、他の活動との受け渡しという共通の枠組みで整理します。固有の名称や表面的な語句に引きずられず、説明が示す責任の範囲を読み取ることが大切です。
確認ポイント
- 各説明が示す主な目的を、一文で言い換えられるか確認する。
- プロセスの前後関係を含めても、同じ役割として読めるか確認する。
- 名称ではなく、担当する範囲と他の活動との関係に注目して読む。
正解と解説を見る
正解
ア
解説
SCORでは、サプライチェーンの実行プロセスを、調達、製造、配送などの役割に分けて整理します。自社にとってSourceは、供給者から必要な資材や商品などを調達する活動を指します。
理由
Sourceは、供給者から原材料、部品、商品、サービスなどを調達するプロセスです。したがって、自社が製品やサービスを提供するために必要な資材などを購入する活動が該当します。
比較
受注と納入は顧客への配送に関わるDeliver、プロダクトの生産やサービスの実施はMakeに対応します。また、納入後に発生する作業は返品などに関わるReturnの領域であり、Sourceとは役割が異なります。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。SCORにおけるSourceは、自社が製品やサービスを提供するために、供給者から原材料、部品、商品などを調達する実行プロセスです。「資材などの購入」は、供給側から必要なものを入手する活動なので、Sourceの内容と一致します。
選択肢イ
これは不正解だよ。「受注と納入」は、顧客から注文を受け、完成した製品やサービスを顧客へ届ける活動に当たります。これは自社が供給者から調達するSourceではなく、顧客側へ提供する段階に関係するため、Sourceの説明としては適切ではありません。
選択肢ウ
これは不正解だよ。「納入後に発生する作業」は、返品や交換、納入後の対応など、顧客への提供が終わった後の活動を表します。Sourceは供給者から必要な資材などを調達する段階なので、納入後の作業とは業務の位置付けが異なります。
選択肢エ
これは不正解だよ。「プロダクトの生産,サービスの実施」は、調達した材料や資源を使って製品を作ったり、サービスを提供したりする活動です。SCORではMakeに当たる内容であり、供給者から資材などを購入するSourceとは区別されます。
学習のポイント
SCORの主要プロセスと、自社から見た業務の流れを対応させて覚えることが重要です。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問1(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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