STITストラテジスト試験 午前Ⅰ
令和7年度春期 ITストラテジスト 午前Ⅰ 問24
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア企業の情報システムの企画、設計、開発、導入、保守などのサービスを、一貫して又は工程の幾つかを部分的に提供する。
- イ業種や事業内容などで共通する複数の企業や組織が共同でデータセンターを運用して、それぞれがインターネットを通して各種サービスを利用する。
- ウ自社でハードウェア、ネットワークなどの環境を用意し、業務パッケージなどを導入して利用する運用形態にする。
- エ利用者の需要を予想し、ネットワーク設備やシステムリソースなどを計画的に調達して強化し、利用者の要求に応じたサービスを提供できるように備える。
解き方のヒントを見る
対象としている範囲を確かめる
クラウドサービスに関する内容を検討するときは、情報がどの範囲を対象としているかに注目しましょう。用語の印象だけで判断せず、対象範囲が明示されている部分と、自分で補っている部分を分けて整理すると、考える軸を保てます。
この問題で問われていること
扱われている内容について、どこまでを対象とする内容なのかを確かめてください。明示された範囲を越えて意味を広げていないかという一点に絞り、判断の根拠となる情報と、自分の推測とを区別して考えましょう。
視点
内容を理解する際は、対象範囲を意識して整理します。自分の経験や知識から範囲を補っていないかを振り返り、与えられた情報に立ち戻って考えてみましょう。
確認ポイント
- 扱われている対象の範囲を意識できているか
- 対象範囲を自分の推測で補っていないか
- 明示された範囲を越えて意味を広げていないか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
正解はエです。プロビジョニングは、サービスの提供に必要な設備やシステム資源を準備し、要求に応じて利用できる状態に整えることです。エは需要を予想した調達・強化と、サービス提供への備えを述べています。
理由
エは、利用者の需要を予想し、ネットワーク設備やシステムリソースを計画的に調達して強化することで、要求に応じたサービスを提供できるように備える説明です。こうした資源の準備はプロビジョニングに該当し、サービス提供を迅速に実現するという設問の目的に合います。
比較
アは情報システムの企画から保守までを扱うシステムインテグレーション、イは共通する業種や事業内容を持つ組織が共同利用するコミュニティクラウド、ウは自社で環境を用意するオンプレミスの説明です。それぞれ、提供するサービスの範囲や運用形態を述べています。
選択肢ア
これは不正解だよ。企業の情報システムについて、企画から保守までのサービスを一貫して、又は一部の工程だけ提供する説明です。これはシステムインテグレーションに相当し、需要を見込んで設備や資源を整えるプロビジョニングとは異なります。
選択肢イ
これは不正解だよ。業種や事業内容が共通する複数の企業・組織によるデータセンターの共同運用と、インターネット経由でのサービス利用を述べています。コミュニティクラウドに相当する説明であり、サービス提供に必要な資源を計画的に整える手続の説明ではありません。
選択肢ウ
これは不正解だよ。自社でハードウェアやネットワークを用意し、業務パッケージなどを導入して利用する説明です。これはオンプレミスという運用形態に相当します。自社で環境を持つかどうかを述べており、利用者の需要に備えて資源を調達・強化するプロビジョニングの説明とは異なります。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。利用者の需要を予想し、ネットワーク設備やシステムリソースを計画的に調達・強化して、要求に応じたサービスを提供できるように備える説明です。プロビジョニングは、サービスに必要な資源を準備し、利用できる状態に整えることなので、設問の目的に合致します。
学習のポイント
プロビジョニングによる資源の準備と、システム開発サービスやクラウドの運用形態との違いを整理しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅰ 問24(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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