STITストラテジスト試験 午前Ⅰ
令和5年度春期 ITストラテジスト 午前Ⅰ 問8
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アテクスチャマッピングは、全てのピクセルについて、視線と全ての物体との交点を計算し、その中から視点に最も近い交点を選択することによって、隠面消去を行う。
- イメタボールは、反射・透過方向への視線追跡を行わず、与えられた空間中のデータから輝度を計算する。
- ウラジオシティ法は、拡散反射面間の相互反射による効果を考慮して拡散反射面の輝度を決める。
- エレイトレーシングは、形状が定義された物体の表面に、別に定義された模様を張り付けて画像を作成する。
解き方のヒントを見る
表現の成り立ちを段階的に確認
図形や画像がどのような情報の組み合わせとして表現され、表示結果に至るまでにどの段階が関わるのかを、用語同士の関係と説明の対象、扱われる範囲に注目して整理しましょう。
この問題で問われていること
問われている内容を、入力される情報・途中で扱われる情報・最終的に見える結果という流れに分け、各選択肢がどの段階を説明しているか、また同じ対象を指しているかを照合しましょう。
視点
用語を単独で覚えるのではなく、何を表し、どの段階で関係する概念なのかを整理し、設問の問い方と説明の範囲を対応させて考えます。
確認ポイント
- 用語が指す対象と役割を区別できているか
- 情報が扱われる段階の順序を混同していないか
- 説明の範囲が問われている観点と一致しているか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
適切なのはウです。ラジオシティ法は、光沢のない拡散反射面同士で光が反射を繰り返す相互反射を考慮し、各面に入射するエネルギーから明るさを求める手法です。
理由
ラジオシティ法は、拡散反射面間で生じる相互反射を計算し、その結果を各面の輝度に反映する手法です。光源から直接届く光だけでなく、別の面で反射して届く光も考慮します。
比較
テクスチャマッピングは表面への模様の付加、レイトレーシングは光線と物体の交差や反射・透過などの追跡、メタボールは複数の要素から滑らかな形状を表現する技法です。
選択肢ア
これは不正解だよ。記述されている、視線と物体の交点を求めて最も近い交点を選ぶ処理は、表面に模様を付けるテクスチャマッピングではなく、光線と物体の交差判定によって見える面を決める処理に関係します。技法の役割が入れ替わっています。
選択肢イ
これは不正解だよ。メタボールは、複数の点や分布が作る場を利用して、滑らかにつながった立体形状を表現する手法です。反射・透過方向への視線追跡を行わずに空間中のデータから輝度を計算するという説明は、メタボールの形状表現の特徴を示していません。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。ラジオシティ法は、拡散反射面を対象として、面から面への相互反射による光の受け渡しを計算します。その結果を用いて各拡散反射面の輝度を決めるため、記述はこの手法の特徴と一致しています。
選択肢エ
これは不正解だよ。形状が定義された物体の表面に、別に定義された模様を張り付けて画像を作る処理は、表面模様を扱うテクスチャマッピングの説明です。レイトレーシングは、光線と物体の交差や反射、透過などを追跡して描画します。
学習のポイント
隠面消去、メタボール、ラジオシティ法、テクスチャマッピング、レイトレーシングの役割を区別して覚えましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅰ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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