STITストラテジスト試験 午前Ⅰ
令和3年度春期 ITストラテジスト 午前Ⅰ 問23
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アシステムアーキテクチャ
- イソフトウェアアーキテクチャ
- ウデータアーキテクチャ
- エバスアーキテクチャ
解き方のヒントを見る
EAの分類要素を記述対象から整理する
エンタープライズアーキテクチャの分類体系では、用語の響きより、その要素が組織の何を記述の対象にしているかを確かめることが大切です。似た名称に引きずられず、記述対象の違いに注目して整理しましょう。
この問題で問われていること
問われているのは、分類体系を構成する各要素が何を記述するためのものかという対応関係の理解です。提示された語句や説明が、どの要素の記述対象と結び付くのかを、名称だけで判断せず中身から確かめる姿勢が求められます。
視点
分類体系は、組織という一つの対象を複数の視点に分けて記述するための枠組みです。視点ごとに、何を捉えて記述するかという対象が異なります。同じ組織の活動でも、どの視点から捉えるかによって記述される内容は変わります。そのため、ある語句や説明がどの要素に当たるかを考えるときは、名称の似ている部分ではなく、その記述が何を対象として捉えているかという一点に絞って考えると整理しやすくなります。
確認ポイント
- 提示された語句や説明が、組織の何を記述の対象として捉えているかを自分の言葉で言い換えられるか確認する
- 名称や言葉の響きの近さだけで結び付けず、記述対象が本当に一致しているかを確かめる
- 同じ組織の活動を別の視点から捉えた場合に記述対象がどう変わるかを意識し、対応関係を取り違えていないか見直す
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
EAの四つの分類体系は、ビジネスアーキテクチャ、データアーキテクチャ、アプリケーションアーキテクチャ、テクノロジーアーキテクチャだよ。だから残りの一つはデータアーキテクチャで、正解はウになるんだ。
理由
EAの四つの分類体系は、上位の層から順に、ビジネスアーキテクチャ(政策・業務体系)、データアーキテクチャ(データ体系)、アプリケーションアーキテクチャ(適用処理体系)、テクノロジーアーキテクチャ(技術体系)だよ。データアーキテクチャは、業務で使う情報の内容やデータ同士の関連を整理し、データモデルなどで表すんだ。問題文にはデータアーキテクチャ以外の三つが挙がっているから、正解はウだよ。
比較
システムアーキテクチャ、ソフトウェアアーキテクチャ、バスアーキテクチャは、どれもIT分野でよく使われる用語だけど、個々のシステムやソフトウェア、ハードウェア内部の構造を表す言葉なんだ。組織全体を層に分けて整理するEAの分類体系の名前ではないから、名前が似ていても混同しないようにしよう。
選択肢ア
これは不正解だよ。システムアーキテクチャは、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークなどを組み合わせて一つのシステムをどう構成するかを表す一般的な用語で、EAの四つの分類体系には含まれないんだ。システムの基盤にあたる内容は、主にテクノロジーアーキテクチャで扱われるよ。
選択肢イ
これは不正解だよ。ソフトウェアアーキテクチャは、個々のソフトウェアの内部構造やコンポーネント同士の関係を設計する考え方で、EAの四つの分類体系には含まれないよ。業務を支える情報システムの構成はアプリケーションアーキテクチャで、ソフトウェア製品などの基盤はテクノロジーアーキテクチャで扱うんだ。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。EAの四つの分類体系は、ビジネス(政策・業務体系)、データ(データ体系)、アプリケーション(適用処理体系)、テクノロジー(技術体系)の四つだよ。データアーキテクチャは、業務で使う情報の内容や構造、データ同士の関連を整理して、データモデルなどで定義する体系なんだ。
選択肢エ
これは不正解だよ。バスアーキテクチャは、コンピュータ内部でCPU、メモリ、入出力装置などをつなぐデータ伝送路(バス)の構成方式を表すハードウェア寄りの用語なんだ。組織全体の業務とシステムを整理するEAの四つの分類体系とは関係がないよ。
学習のポイント
EAの四つの分類体系の名前と、それぞれが表す内容(業務、データ、アプリケーション、技術基盤)を対応付けて覚えよう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅰ 問23(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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