STITストラテジスト試験 午前Ⅰ
令和元年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅰ 問24
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア27
- イ36
- ウ43
- エ52
解き方のヒントを見る
評価尺度と重みの対応を見極める
定性的な項目を数値で扱う場面では、段階評価の尺度が何を意味し、各項目にどの重みが割り当てられているかの対応関係を取り違えないことが出発点になります。本ヒントでは、その対応を落ち着いて確認する観点に絞って整理します。
この問題で問われていること
この種の問題では、評価の段階を示す値と、項目ごとの重要度を示す値という性質の異なる二種類の情報が登場しがちです。それぞれが何を表し、どの項目・どの対象に結び付くのかを、答えを導く前に整理できているかが問われやすい観点です。
視点
定性的な項目を定量化する考え方では、ある項目が『どの程度か』を表す情報と、その項目が全体の中で『どれだけ重要か』を表す情報を区別して扱います。両者は同じ数値の形をとっていても役割が異なるため、どの値がどちらの意味を持ち、どの項目に対応しているのかを最初に明確にしておくことが、読み違いを防ぐ基本的な姿勢になります。
確認ポイント
- 登場する数値のそれぞれが、段階の程度と重要度のどちらを表しているかを区別できているか
- 各項目と、その項目に対応する段階の値・重みの値との組み合わせを取り違えていないか
- 段階の尺度が何を基準に定められ、どの向きに良し悪しを表しているかを確認したか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
実績の評価点は5×3+8×0+12×1=27点、全項目が目標どおりの場合は(5+8+12)×3=75点です。目標達成度は27点÷75点×100=36%なので、正解はイです。
計算
4段階評価点は、目標どおり=3点、変わらず=0点、部分改善=1点です。実績の評価点は、省力化効果5×3点+期間の短縮8×0点+情報の統合化12×1点=15点+0点+12点=27点になります。全項目が目標どおりの場合は5×3点+8×3点+12×3点=75点です。したがって目標達成度は27点÷75点×100=36%です。
比較
27は実績の評価点そのもので、割合ではありません。43%や52%にするには、満点75点に対してそれぞれ約32点、39点が必要です。しかし、表の重みと評価結果から求まる実績点は27点なので、どちらも条件と一致しません。
選択肢ア
これは不正解だよ。27は重み×評価点の合計である実績の評価点(5×3+8×0+12×1=27点)そのものだよ。設問が求めているのは、全項目が目標どおりだった場合の75点に対する割合だから、27点÷75点×100=36%となり、27%にはならないよ。点数と百分率を混同しないようにしよう。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。実績の評価点は5×3+8×0+12×1=27点で、全項目が目標どおり(評価点3)の場合は(5+8+12)×3=75点になるよ。目標達成度は27点÷75点×100=36%となり、この選択肢と一致するね。
選択肢ウ
これは不正解だよ。43%にするには、満点75点に対して約32点の実績が必要だよ。でも表の重み(5・8・12)と評価結果に対応する評価点(3・0・1)から求まる実績点は27点で、27点÷75点×100=36%になるよ。評価結果と評価点の対応を確かめよう。
選択肢エ
これは不正解だよ。52%にするには、満点75点に対して39点の実績が必要だよ。でも表の条件では「変わらず」が0点、「部分改善」が1点なので、実績点は5×3+8×0+12×1=27点にとどまるよ。27点÷75点×100=36%が条件どおりの値だね。
学習のポイント
段階評価点と重みの積の合計を満点と比べ、百分率に換算する手順を押さえましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和元年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅰ 問24(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針