STITストラテジスト試験 午前Ⅰ
平成30年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅰ 問8
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アウェアラブルカメラ,慣性センサなどを用いて非言語情報を認識する処理
- イ仮想世界の情報をディスプレイに描画可能な形式の画像に変換する処理
- ウ視覚的に現実世界と仮想世界を融合させるために,それぞれの世界の中に定義された 3 次元座標を一致させる処理
- エ時間経過とともに生じる物の移動などの変化について,モデル化したものを物理法則などに当てはめて変化させる処理
解き方のヒントを見る
工程と処理のつながりを確認
各候補を用語の印象だけで判断せず、何を受け取り、何を目的に扱い、次の段階へ何を渡すのかという流れで整理すると、工程同士の違いを落ち着いて比較できます。
この問題で問われていること
各工程の名称ではなく、処理の前後で対象や状態がどう変わるかに注目し、目的と受け渡しの関係が自然につながるかを順に確認してください。
視点
工程を単独で覚えるのではなく、入力・目的・出力の関係を並べて整理し、前後の段階とのつながりから役割を見比べます。
確認ポイント
- その工程が扱う対象は何か
- 処理の目的を一言で説明できるか
- 前後の工程との受け渡しがつながっているか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
レンダリングとは、仮想世界の形状、位置、状態などの情報を、ディスプレイに表示できる画像へ変換する処理です。したがって、仮想世界を画像として描画可能な形式に変換する記述が該当する。
理由
仮想現実では、内部的に構成された仮想世界の情報を、そのまま利用者が見ることはできない。レンダリングによって、物体の形状や位置などをもとに表示用の画像を生成し、ディスプレイへ提示する。
比較
センサ情報から人の動作などを認識する処理、現実世界と仮想世界の座標を合わせる処理、物理法則に従って状態を変化させる処理は、レンダリングの前後に関係する別の処理です。
選択肢ア
これは不正解だよ。ウェアラブルカメラや慣性センサを用いて非言語情報を認識する処理は、利用者や周囲の状態を入力として取得・解析する処理である。仮想世界の情報をディスプレイ表示用の画像へ変換するレンダリングの説明ではない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。仮想世界の情報を、ディスプレイに描画可能な形式の画像へ変換する処理は、レンダリングの役割に一致する。仮想空間内の物体や環境の情報を、利用者が視覚的に確認できる表示画像として生成する処理である。
選択肢ウ
これは不正解だよ。現実世界と仮想世界それぞれの3次元座標を一致させる処理は、両者の位置関係を合わせる座標変換や位置合わせに関する処理である。画像を生成してディスプレイへ表示するレンダリングそのものの説明ではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。モデル化した物体の移動などを物理法則に当てはめて変化させる処理は、時間経過に伴う状態や動きを計算するシミュレーションに当たる。表示画像を生成するレンダリングとは、扱う処理の目的が異なる。
学習のポイント
レンダリングは仮想世界の情報を表示用画像へ変換する処理として理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅰ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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