STITストラテジスト試験 午前Ⅰ
平成30年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅰ 問5
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア奇数パリティ
- イ水平パリティ
- ウチェックサム
- エハミング符号
解き方のヒントを見る
方式の役割を見極める視点
メモリの誤り制御方式を比べるときは、個別の名称や用語の印象に頼らず、何を検出し、どの段階で扱い、信頼性と処理負担のどちらを重視する設計かという一つの観点に集中しましょう。
この問題で問われていること
各選択肢を読む際は、方式が担う役割と適用される場面の関係だけを確認し、説明の主語・対象・目的が一貫しているかを照合してください。細かな手順や数値には踏み込みません。
視点
誤り制御を整理するときは、まず方式の目的を抽象化し、次に対象となる誤りへの向き合い方、処理を行う位置、必要な資源との関係を同じ基準で見比べます。名称の知識だけで判断せず、説明全体の焦点が何かを確認しましょう。
確認ポイント
- 各説明がまず何を目的にしているかを読み取る
- その目的と扱う対象の関係が一貫しているか確認する
- 説明の焦点が途中で別の役割へ移っていないか見直す
正解と解説を見る
正解
エ
解説
ハミング符号は複数の検査ビットを用いて誤り位置を特定し、1ビットの誤りを訂正できる。また、2ビットの誤りを検出する機能も持たせられる。
理由
ハミング符号は、データビットに複数の検査ビットを付加し、検査結果の組合せから誤り位置を求める。これにより1ビット誤りを訂正でき、2ビット誤りも検出できる。したがって正解はハミング符号です。
比較
奇数パリティや水平パリティは、主にパリティの不一致によって誤りを検出する方式であり、誤り位置を特定して訂正する機能はない。チェックサムも値の不一致を検出するための方法で、単一ビット誤りの訂正には用いない。
選択肢ア
これは不正解だよ。奇数パリティは、ビット列に含まれる1の個数が奇数になるよう検査ビットを付加する方式で、誤りの有無を確認するのが基本だよ。誤りが発生した位置を特定する情報を持たないため、1ビットの誤りを訂正する機能はないんだ。
選択肢イ
これは不正解だよ。水平パリティは、データを並べた方向に対してパリティを付加し、パリティの不一致から誤りを検出する方式だよ。しかし、検査結果だけでは誤り位置を十分に特定できず、1ビットの誤りを訂正する方式ではないんだ。
選択肢ウ
これは不正解だよ。チェックサムは、データの合計などから検査値を作り、受信側で再計算した値と比較して誤りを検出する方法だよ。データ内のどのビットが誤ったかを示す仕組みではないため、1ビット誤りの訂正機能は持たないんだ。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。ハミング符号は複数の検査ビットを付加し、検査結果の組合せから誤り位置を特定できる符号方式だよ。そのため1ビットの誤りを訂正でき、構成によっては2ビットの誤りを検出する機能も実現できるんだ。
学習のポイント
検出機能と訂正機能の違いを、符号方式ごとに整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅰ 問5(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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