STITストラテジスト試験 午前Ⅰ
平成27年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅰ 問18
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アコスト,スケジュール
- イコスト,リスク
- ウスケジュール,品質
- エ品質,リスク
解き方のヒントを見る
測定対象の関係を整理する視点
性能を測る対象の組合せを検討するときは、用語の印象だけで判断せず、各対象が何を評価するために置かれているかという対応関係に注目して整理しましょう。問題文の条件に沿って、同じ観点で比較することが大切です。
この問題で問われていること
この問題では、候補となる対象を個別に覚えているかではなく、測定したい内容と対象の結び付きが一貫しているかを、問題文の条件に照らして確認することに集中しましょう。まずは対応関係だけに焦点を当てます。
視点
測定対象を整理する際は、対象そのものの名称と、それを測る目的・観点を切り分けて考えます。各候補について、問題文が示す評価の単位や範囲と無理なく対応しているかを同じ基準で見比べ、組合せ全体の整合性を確認してください。
確認ポイント
- 測定対象と測定目的の対応を、候補ごとに同じ観点で確認する
- 対象の範囲や粒度が、問題文で指定された評価単位と合っているかを見る
- 個別の印象ではなく、組合せ全体で説明の軸が揃っているかを確認する
正解と解説を見る
正解
ア
解説
EVMは、計画した作業の価値、実際に完了した作業の価値、実際にかかったコストを比較し、コスト面とスケジュール面のパフォーマンスを測定する手法です。
理由
EVMでは、計画価値、出来高、実コストを用いて、予定どおり進んでいるか、予算どおりに進んでいるかを評価します。そのため、管理対象の組合せはコストとスケジュールです。
比較
品質やリスクも重要なプロジェクト管理領域ですが、EVMの基本的な比較指標が直接測定する対象ではありません。品質管理やリスク管理には、それぞれ別の基準や分析方法を用います。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。EVM(Earned Value Management)は、計画した作業の価値、実際に完了した作業の価値、実際にかかったコストを用いて、計画に対する進捗とコストの状況を測定する。したがって管理対象の組合せはコストとスケジュールである。
選択肢イ
これは不正解だよ。EVMでは実績コストを計画値や出来高と比較してコスト面を評価するが、リスクそのものをEVMの管理対象として測定するわけではない。リスク管理は別の管理活動であり、コストとリスクを組みにしたこの選択肢は適切ではない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。スケジュールはEVMで評価する管理対象の一つだが、品質は出来高とコストの比較で直接測定する対象ではない。品質管理には品質基準や検査結果などを用いるため、スケジュールと品質の組合せはEVMの対象としては不適切である。
選択肢エ
これは不正解だよ。品質とリスクはいずれもプロジェクト管理で扱う重要な領域だが、EVMの基本指標によって直接評価する組合せではない。EVMは計画と実績の差から進捗やコストを測定するため、品質とリスクを並べたこの選択肢は該当しない。
学習のポイント
EVMの基本指標が、コストとスケジュールの評価にどう結び付くかを理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅰ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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