STITストラテジスト試験 午前Ⅰ

平成26年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅰ 問11

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

サブネットマスクが 255.255.252.0 のとき,IP アドレス 172.30.123.45 のホストが属するサブネットワークのアドレスはどれか。

選択肢

  1. ア
    172.30.3.0
  2. イ
    172.30.120.0
  3. ウ
    172.30.123.0
  4. エ
    172.30.252.0
解き方のヒントを見る

ネットワーク境界を見極める視点

与えられた情報をそのまま計算へ進める前に、アドレス空間をどこで区切って考えるべきかという観点を意識し、各表記の役割と対応関係を整理してから慎重に判断しましょう。

この問題で問われていること

この問題では、個々の数値を急いで処理するより、対象のアドレスと区切りを示す情報を同じ基準で見比べ、どの範囲を一つのまとまりとして捉えるかに焦点を置いて確認します。

視点

アドレスを構成する情報と範囲の境界を示す情報を分けて捉え、両者の対応関係から全体の区切りを整理する。

確認ポイント

  • アドレスを構成する情報と範囲の境界を示す情報を混同せず、それぞれの役割を整理する。
  • 表記上の位置関係に注目し、同じまとまりとして扱う範囲と境目を区別する。
  • 対象全体と区切りの対応が一貫しているかを最後に見直す。
正解と解説を見る

正解

イ

解説

サブネットマスク255.255.252.0は、IPアドレスの第3オクテットについて上位部分をネットワーク部、下位部分をホスト部として扱います。172.30.123.45にマスクを適用すると、ネットワーク部は172.30.120.0となります。

理由

255.255.252.0の252は2進数で11111100です。したがって第3オクテットの下位2ビットと第4オクテットがホスト部になります。計算は172.30.123.45 AND 255.255.252.0 = 172.30.120.0です。第3オクテットは123 AND 252 = 120、第4オクテットは45 AND 0 = 0となります。

比較

サブネットワークアドレスではホスト部を0にします。第3オクテットを123のままにしたり、対象IPにない252へ置き換えたりした値は、255.255.252.0を適用した結果と一致しません。第3オクテットのネットワーク部とホスト部を分けて確認することが重要です。

選択肢ア

これは不正解だよ。172.30.3.0は第3オクテットが3であり、123を255.255.252.0のネットワーク部として扱った結果になっていない。対象IPの第3オクテット123にマスク252を適用すると120、第4オクテット45に0を適用すると0なので、この値は問題の条件と一致しない。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。サブネットマスクをビット単位で適用すると、172.30.123.45 AND 255.255.252.0 = 172.30.120.0となる。第3オクテットは123 AND 252 = 120、第4オクテットは45 AND 0 = 0で、ホスト部を0にしたサブネットワークアドレスである。

選択肢ウ

これは不正解だよ。172.30.123.0は第4オクテットだけを0にした値で、第3オクテット123をそのまま残している。しかしマスク255.255.252.0では第3オクテットの下位2ビットもホスト部なので、123 AND 252は120となり、123.0はサブネットワークアドレスにならない。

選択肢エ

これは不正解だよ。172.30.252.0は第3オクテットを252としており、対象IPの第3オクテット123にマスクを適用した結果ではない。255.255.252.0とのANDでは第3オクテットは123 AND 252 = 120、第4オクテットは45 AND 0 = 0となるため、252.0にはならない。

学習のポイント

サブネットマスクを2進数の境界として読み、AND演算でネットワークアドレスを求める練習。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅰ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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