STITストラテジスト試験 午前Ⅰ
平成25年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅰ 問11
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア255.255.255.1
- イ255.255.255.32
- ウ255.255.255.64
- エ255.255.255.128
解き方のヒントを見る
ネットワーク境界の見極め方
表記の形だけを覚えるのではなく、アドレスをどの単位で分けて扱う考え方に注目し、各候補が示す境界の置き方を同じ観点で読み比べて整理し、自分の言葉で確認してください。
この問題で問われていること
一つの観点として、候補ごとに「ネットワーク側と端末側を分ける境界を、どのような規則で表しているか」を読み取り、用語の印象ではなく構造の対応関係に集中してください。
視点
境界を考えるときは、表記の各部分が何を区分するために使われているか、その区分がアドレス全体の扱いとどう結び付くかを整理します。名称や見慣れた形に引っ張られず、同じ観点で比較できるように、役割と対応関係を短く書き出すと確認しやすくなります。
確認ポイント
- 各候補で、区分の基準として何が置かれているかを一文で言い換える。
- アドレス全体と区分された部分の対応関係が、説明の中で一貫しているか確認する。
- 特定の用語や見た目ではなく、同じ観点で全候補を読めているかを最後に点検する。
正解と解説を見る
正解
エ
解説
可変長サブネットマスクは、プレフィックス長を変えてサブネットごとに異なる大きさを割り当てられる仕組みです。ただし、マスクのビット列は上位側から1が連続し、その後に0が連続する形式でなければならない。
理由
255.255.255.128は、2進数で11111111.11111111.11111111.10000000となる。1が上位ビットから連続し、その後が0になっているため、ネットワーク部とホスト部の境界を正しく示す。これはプレフィックス長25、すなわち/25のサブネットマスクに相当する。
比較
可変長であることは、サブネットごとに異なるプレフィックス長を使えることを意味するが、任意の数値を置けるわけではありません。各オクテットを含む全体のビット列が、連続する1の後に連続する0となる必要がある。
選択肢ア
これは不正解だよ。255.255.255.1の最後のオクテットは2進数で00000001となる。上位側に0が現れた後で下位側に1が現れるため、ネットワーク部の1が連続する形式にならない。この値ではネットワーク部とホスト部の境界を正しく表せず、IPv4のサブネットマスクとして使用できない。
選択肢イ
これは不正解だよ。255.255.255.32の最後のオクテットは2進数で00100000である。先頭側に0が並び、その後に1が現れるため、上位ビットから連続する1というサブネットマスクの条件を満たさない。したがって、可変長サブネットマスクとして有効なビット境界を示せない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。255.255.255.64の最後のオクテットは2進数で01000000となる。1の前に0があり、ネットワーク部を示す1が最上位側から連続していない。サブネットマスクは1の連続部分の後に0が続く必要があるため、この値はIPv4の正しいマスク形式ではない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。255.255.255.128は2進数で11111111.11111111.11111111.10000000となり、1が上位側から25ビット連続した後、0が7ビット続く。ネットワーク部とホスト部の境界が正しく定まるため、IPv4で用いる可変長サブネットマスクとして適切である。
学習のポイント
IPv4サブネットマスクの2進数表現とプレフィックス長の関係を理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅰ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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