SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ

令和7年度秋期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅱ 問11

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

NIST SP 860-63-3で定義されているIdentity Proofingに該当するものはどれか。

選択肢

  1. ア
    システムに利用者を登録する際に、 利用者本人と写真付き身分証とを照合し、 確認する。
  2. イ
    システムに利用者を登録する際に、 利用者本人の希望する利用者IDが既に別の利用者に利用されていないかどうかを確認する。
  3. ウ
    利用者がシステムにログインした際に、 システムから利用者に電子メールを送信し、 ログインしたことを利用者本人に確認させる。
  4. エ
    利用者がシステムにログインする際に、 利用者の入力した利用者ID及びパスワードとシステムに登録されている情報とを照合し、 利用者本人かどうかを確認する。
解き方のヒントを見る

ログインの前に、「そもそも君は誰?」をチェックする身元確認工程のこと

Identity Proofing(身元確認)は、ユーザー登録の段階で、免許証などを見せて「本当にその人物が実在し、本人であるか」をチェックすることだよ。毎回の「ログイン時の認証」とは別のタイミングで行うものなんだ。

この問題で問われていること

アカウントを作る前の「本人確認(身元確認)」と、作ったアカウントでログインするときの「認証」という時系列の違いを意識しよう。

デジタル ID ライフサイクル

Identity Proofing は身元証拠の確認、Enrollment は認証要素の登録、Authentication はログイン時の照合という役割。登録時の本人確認か、利用時の認証かを分ける。

本人確認 -> 登録 -> 認証 -> 利用通知
Identity Proofing -> Enrollment -> Authentication

確認ポイント

  • 写真付き身分証との照合は、登録前の本人確認に近いかを考える。
  • 利用者 ID の重複確認は一意性管理であって身元確認ではありません。
  • ログイン通知や ID/パスワード照合は、利用時の認証側に分類する。
正解と解説を見る

正解

ア

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア(正解)

登録時に本人と写真付き身分証を照合するのは、窓口で『この免許証の写真と目の前の人は同じ人かな?』と確認するイメージだよ。これは本人確認として適切な内容なので、問題が『身元確認』を問うているならこれが正解になるよ。

選択肢イ

利用者IDが重複していないかを見るだけなので、これは『そのID名が空いているか確認する』作業だよ。ホテルで希望の部屋番号が空いているか調べるようなもので、目の前の人が本人かどうかを確かめているわけではないんだ。

選択肢ウ

ログイン後にメールで知らせるのは、『今あなたの名前で入室がありましたよ』という通知だよ。玄関を通ったあとで家主にチャイムを鳴らすようなもので、不正利用に気づく助けにはなるけど、ログイン時点で本人か確認する仕組みそのものではないんだ。

選択肢エ

利用者IDとパスワードを登録済み情報と照合するのは、ログイン時に『この合鍵と暗証番号は登録されたものと合っているかな?』と確認する処理だよ。これは利用者本人らしさを確かめる認証の説明であって、登録時に本人の実在性を確認する話とは別なんだ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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