SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ

令和2年度10月 情報処理安全確保支援士 午前Ⅱ 問20

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

複数人台のレイヤ2スイッチで構成されるネットワークが複数の経路をもつ場合に、 イーサネットフレームのループの発生を防ぐためのTCP/IPネットワークインタフェース層のプロトコルはどれか。

選択肢

  1. ア
    IGMP
  2. イ
    RIP
  3. ウ
    STP
  4. エ
    スパニングツリープロトコル
解き方のヒントを見る

午前II 問20:スイッチ同士の“ぐるぐる回り”を止める仕組み

複数のレイヤ2スイッチをつないで予備の道を作ると、フレームが同じ道をぐるぐる回り続けることがあるよ。道路でいうと、迂回路を作ったつもりが環状道路になって車が抜け出せない感じだね。これを防ぐために使うのがスパニングツリープロトコル(STP)だよ。STPは、普段は一部の経路を止めておいて、ループが起きない形に整理してくれる仕組みなんだ。

この問題で問われていること

この問題では、IGMPやRIPとSTPの役割を区別できるかがポイントだよ。IGMPはマルチキャストの参加管理、RIPはルータ同士が経路情報を交換するためのもの。一方、レイヤ2スイッチの冗長構成でフレームのループを防ぐのはSTPだと押さえよう。

STP の目的

冗長リンクの一部を論理的に遮断して木構造を作り、ブロードキャストストームを防ぐ。

レイヤ 2 冗長経路\n-> 一部を遮断\n-> ループ防止

確認ポイント

  • IGMP はマルチキャストグループ管理です。
  • RIP はルーティングプロトコルです。
  • スパニングツリープロトコルを選ぶ。
正解と解説を見る

正解

エ

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア

IGMPは不正解だよ。これは「同じ番組を見たい人をグループ分けする係」みたいなもので、IPマルチキャストの参加管理に使うんだ。ネットワーク内でデータがぐるぐる回り続けるループを止める役ではないよ。

選択肢イ

RIPは不正解だよ。これはルータ同士が「目的地へ行くには何個の交差点を通る?」と道案内を共有する仕組みなんだ。経路選びのプロトコルであって、LAN内の輪っか状の接続を止める仕組みではないよ。

選択肢ウ

STPがSpanning Tree Protocolの略なら、これはスパニングツリープロトコルと同じなので正解だよ。役割は、LAN内の輪っかを見つけて一部の通路を止め、データが迷子のようにぐるぐる回り続けるのを防ぐことなんだ。もし公式選択肢がSIPの誤記なら、SIPは通話などのセッション開始用なので不正解だよ。

選択肢エ(正解)

スパニングツリープロトコルは正解だよ。スイッチ同士の道が輪っかになっていると、回覧板が町内を永遠に回るみたいにフレームが止まらなくなることがあるんだ。STPは一部の道を一時的に通行止めにして、データがぐるぐる回らない木の形に整える仕組みだよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和2年度10月 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問20(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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