SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ

平成22年度春期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅱ 問20

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

データマイニングツールに関する記述として、 最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    企業内で発生する情報を主題ごことに時系列で蓄積することによって、 既存の情報システムだけでは得られない情報を提供する。
  2. イ
    集計データを迅速かつ容易に表示するなど、 利用者に対して様々な情報分析機能を提供する。
  3. ウ
    大量に蓄積されたデータに対して統計処理などを行い、 法則性の発見を支援する。
  4. エ
    利用者が情報を利用するための目的別データベースであり、 あらかじめ集計処理などを施しておくことによって検索時問を短縮する。
解き方のヒントを見る

膨大なデータの山から、AIや統計を使って「お宝ルール(未知の法則)」を掘り当てる(データマイニング)

データ分析の技術「データマイニング(Data Mining)」の問題だよ。「マイニング」とは『採掘』という意味なんだ。コンピューターが膨大なデータ(ビッグデータ)を分析し、人間が気づかなかった「おむつとビールを一緒に買う人が多い」といった「隠れた関連性や法則」を自動で探し出してくれる(掘り出す)技術だよ。

この問題で問われていること

データを集積する「データウェアハウス(DWH)」や、意思決定を可視化する「BIツール」と区別して、「大量のデータから統計学やパターン認識を使って有用なルールや法則を自動で見つけ出す」役割を表す用語(データマイニング)を選ぼう。

データマイニングの役割

売上データや顧客データを分析して、購買傾向や異常パターンを見つけるような用途がデータマイニングです。

大量データ\n統計処理・分析\n-> 傾向や法則性を発見

確認ポイント

  • 主題ごとに時系列で蓄積するのは DWH の説明に近いです。
  • 目的別データベースはデータマート寄りです。
  • 法則性発見を支援する説明を選びます。
正解と解説を見る

正解

ウ

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア

これは不正解だよ。内容はデータウェアハウスの説明だね。会社中のデータを大きな倉庫に時系列でためておく場所、というイメージだよ。データマイニングツールは、その倉庫の中を探して『使える法則』を見つける道具なので、置き場所の説明だけでは答えにならないよ。

選択肢イ

これは不正解だよ。内容はOLAPの説明だね。売上表を商品別、地域別、月別にパッと切り替えて見る分析ビューアのようなものだよ。見る・集計するのが得意だけど、隠れた法則を掘り当てるデータマイニングツールとは役割が違うよ。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。大量のレシートを眺めて『雨の日は傘と一緒にタオルも売れやすい』みたいな隠れたパターンを見つける道具がデータマイニングツールなんだ。統計処理などで法則性の発見を支援する、という説明がぴったりだよ。

選択肢エ

これは不正解だよ。内容はデータマートの説明だね。スーパー全体の倉庫から、売場ごとに使いやすい小分け棚を作っておく感じで、目的別に集計済みデータを用意して検索を速くするもの。データの中から法則を見つけるデータマイニングツールそのものの説明ではないよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問20(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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