SC情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ

平成22年度秋期 情報処理安全確保支援士 午前Ⅱ 問13

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ISP管理下の動的TPアドレスを割り当てられたPCからのスパムメール送信を防止する対策OP25Bはどれか。

選択肢

  1. ア
    管理下の動的TPアドレスから、 管理外のグローバルIPアドレスへのPOP通信を拒否する。
  2. イ
    管理下の動的TPアドレスから、 管理外のグローバルIPアドレスへのSMTP通信を拒否する。
  3. ウ
    メールサーバで、 受信メールのあて先電子メールアドレスが管理外のドメインを指す場合、 電子メールの受信を拒否する。
  4. エ
    メールサーバで、 スパムメール受信時に送信元の電子メールアドレスをブラックリストに登録しておき、 スパムメール送信元からの電子メールの受信を拒否する。
解き方のヒントを見る

プロバイダの回線から、外部のメールサーバー(25番ポート)へ直接メールを出すのを禁止する(OP25B)

迷惑メールのばらまきを防ぐ技術「OP25B(Outbound Port 25 Blocking)」の問題だよ。家庭のPCなどがウイルスに感染し、勝手に世界中に大量のスパムメールを送り出すのを防ぐための仕組み。インターネットプロバイダ(ISP)が、一般ユーザーの回線から外部のメールサーバーの「25番ポート(メール受信用)」に対して直接データを送信する通信をネットワークの途中でブロック(遮断)するんだ。

この問題で問われていること

受信プロトコルのブロックや特定ドメインの拒否ではなく、「自組織のネットワーク内から、プロバイダ指定の送信サーバーを経由せずに外部の25番ポート(SMTP)へ直接送信しようとする通信を遮断する」OP25Bの定義を選ぼう。

OP25B の対象通信

マルウェアに感染した PC から外部 SMTP サーバへ直接スパムを送らないように、ISP が外向き SMTP 通信を制御します。

動的 IP 利用者\n-> 外部 SMTP 通信を拒否\n-> スパム送信抑止

確認ポイント

  • POP は受信プロトコルです。
  • 受信メールの拒否設定では、OP25B になりません。
  • 管理外 SMTP への外向き通信拒否を選びます。
正解と解説を見る

正解

イ

出典

問題文と解答は IPA 公開の過去問題冊子・解答例を基にしています。

選択肢ア

これは不正解だよ。POPは主にメールを“受け取る”ための通信なんだ。スパム送信を止めたいのに、郵便受けから手紙を取り出す行動を止めても、手紙を投函する行動は止まらないよ。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。SMTPはメールを“送る”ための通信なので、管理下の動的IPアドレスから外部のメールサーバへ直接SMTP接続するのを拒否すると、感染PCなどが勝手にスパムを投函するのを防ぎやすいんだ。家の人には決められた郵便窓口だけを使ってもらう、という対策だよ。

選択肢ウ

これは不正解だよ。この対策は、メールサーバが外部宛てメールの中継所として悪用されるのを防ぐ考え方には近いけど、管理下の動的IPアドレスから直接スパムを送る問題への対策としては狙いがずれているよ。窓口の中継ルールを直しても、外で勝手に投函される手紙は止められない感じだね。

選択肢エ

これは不正解だよ。送信元メールアドレスは、手紙の差出人欄みたいに簡単に偽装できるんだ。泥棒が偽名を書くようなものなので、そこをブラックリストにしてもスパム対策としては頼りにくいよ。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

関連する過去問一覧

IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針