SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅱ
令和7年度春期 システムアーキテクト 午前Ⅱ 問10
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アa
- イb
- ウc
- エd
解き方のヒントを見る
評価活動の測定対象を見極める
教育訓練の効果測定では、各活動が何を測ろうとしているのかを明確にすることが対応付けの出発点になります。活動の名称や印象ではなく、測定対象と得られる情報の性質に注目して、自分の言葉で整理してから判断しましょう。
この問題で問われていること
問われているのは、評価の枠組みの各段階と具体的な活動との対応関係です。ある活動を見たとき、それが何についての情報を集めているのかを一つずつ言語化できるかが、区別の鍵になります。
視点
効果測定モデルは、研修の成果を複数の段階に分けて捉える枠組みです。段階ごとに測定する対象が異なるため、手段の種類だけで判断すると取り違えやすくなります。その活動で何を確かめているのかに目を向けることが、対応付けを考える際の基本的な姿勢です。
確認ポイント
- 各活動が何についての情報を集めているかを、自分の言葉で一文にして言い表せるか
- 活動の名称や手段の種類だけを手がかりに、対応する段階を決めつけていないか
- 自分で整理した測定対象と各段階の意味づけとが、矛盾なく結びつくかを確かめたか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
カークパトリックモデルのレベル2は、教育訓練によって知識や技能をどの程度理解・習得したかを測定する段階です。
理由
理解度確認テストは、受講者が新しい知識や操作方法をどの程度身に付けたかを確認する活動です。したがって、学習内容の理解・習得を測るレベル2に該当する。
比較
アンケートは反応、後日の活用状況確認は行動、組織業績やROIの分析は成果を評価する。活動が何を測定しているかを基準に分類すると、レベル2を判断できる。
選択肢ア
これは不正解だよ。受講者へのアンケートは、訓練への満足度や印象を確認し、教育訓練プログラムの改善に活用する活動である。これは学習内容の理解度や習得度を測るものではなく、レベル1の反応に該当する。
選択肢イ
これは不正解だよ。受講者に行動計画を作成させ、後日、新システムの活用状況を確認する活動は、学習後に職場で行動が変化したかを測定するものである。したがって、レベル3の行動評価に該当する。
選択肢ウ
これは不正解だよ。受講者の行動による組織業績の変化を分析し、ROIなどを算出する活動は、教育訓練が組織全体にもたらした成果を測定するものである。これはレベル4の結果評価に該当する。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。理解度確認テストを実施し、その結果を受講者にフィードバックする活動は、教育訓練によって知識や技能をどの程度理解・習得したかを確認するものである。よってレベル2の学習評価に該当する。
学習のポイント
反応、学習、行動、成果の評価対象を区別して整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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