SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅱ
令和7年度春期 システムアーキテクト 午前Ⅱ 問6
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア静的解析ツール
- イテストカバレッジ分析ツール
- ウテストベッド
- エメトリクス計測ツール
解き方のヒントを見る
対象と調べ方を分けて考える
テスト支援ツールを整理するときは、名称や印象ではなく、何を対象として確認するのかと、どのような手段で調べるのかを分けて捉え、説明全体を同じ基準で読み比べることが大切です。
この問題で問われていること
各説明を読む際に、中心となる違いが「調べる対象」にあるのか、それとも「調べる方法」にあるのかを一つずつ見極め、両者を混同せず、同じ観点で丁寧に比較してください。
視点
分類を判断するときは、説明に含まれる目的・対象・手段のうち、どの要素が中心になっているかを整理します。特に対象と方法を混ぜず、同じ観点で対応関係を確認すると考えやすくなります。
確認ポイント
- 説明が主に示している確認対象は何か
- その説明で用いられる調査方法は何か
- 対象と方法を別々の観点として読み分けられているか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
ソースプログラムを実行せずに分析し、プログラム中のエラーや問題の有無を調べるツールは静的解析ツールです。ほかの選択肢は、テスト実行範囲の確認、テスト環境の用意、またはソフトウェア指標の測定を主な目的とします。
理由
静的解析ツールは、プログラムを実行せず、ソースプログラムの記述内容や構造を分析して、エラーの可能性や問題点を検出します。設問の「ソースプログラムを分析する」という調査方法に一致するため、正答はアです。
比較
テストカバレッジ分析ツールはテストされた範囲を確認し、テストベッドはテスト環境を用意します。メトリクス計測ツールは規模や複雑度などの指標を測定するため、ソースプログラムのエラー検出を目的とする静的解析とは役割が異なります。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。静的解析ツールは、ソースプログラムを実行した結果ではなく、記述されたソースコードを分析して、文法上・構造上の問題やエラーの可能性などを調べるためのツールです。設問の調査方法と一致します。
選択肢イ
これは不正解だよ。テストカバレッジ分析ツールは、テストを実行したときに、命令・分岐・条件などのどの部分がテストされたかを分析するものです。ソースプログラムを分析してエラーの存在を調べる設問の説明とは目的が異なります。
選択肢ウ
これは不正解だよ。テストベッドは、対象となるソフトウェアや機器をテストするために、必要な実行環境や入力、周辺装置などを用意したものです。ソースプログラムを静的に分析するテストツールそのものを指す説明ではありません。
選択肢エ
これは不正解だよ。メトリクス計測ツールは、規模、複雑度、欠陥数など、ソフトウェア開発や品質に関する指標を測定・集計するためのものです。ソースプログラム中のエラーを分析する専用ツールという設問の内容とは一致しません。
学習のポイント
静的解析と、実行結果・環境・指標を扱うツールの役割を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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